井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

一からはじめる会計のお手伝い。スタートアップの志を支える税理士。
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2019.09.23.Mon | 創業

未決済取引の消し込み金額に過不足があった時の記帳方法 ~ クラウド会計freee㊵

 

月曜日は、「創業者のクラウド会計」です。

クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。

 

今回は、日常的に必ず出てくる取引の記帳です。

ぜひ

 

振込手数料が控除されて売上が入金される取引の記帳方法をマスターしてください

 

たとえば

未決済の売上35,000円(売掛金35,000円の回収予定)に対して、支払手数料432円が差し引かれて34,568円が銀行に振り込みされている取引の場合

 

仕訳で考えると次のようになります。

 

登録済みの未決済取引

 

 

売掛金の回収(消し込み)

 

 

手順は次のとおりです(「自動で経理」を利用する場合)

 

「未決済取引の消し込み」タブから、未決済取引の消し込みと手数料支払の取引を同時に登録します。

 

1 「未決済の取引から選択する」ボタンをクリックします。未決済の取引を選択します。

この時、「今回の決済金額」欄の金額は、手数料差引前の金額(35,000円)になっていることを確認します。

 

2 「+控除・マイナス行を追加」ボタンをクリックします。

金額に▲がついた行を追加します。この行に入力した金額(432円)が差し引かれます。取引金額からマイナスされます。なお、勘定科目は「支払手数料」などを選択します。

 

3 取引の合計金額と明細の金額が合致していること(差額が0円であること)を確認します。右下の「登録する」ボタンをクリックします。

 

次ぎのようになります。

 

 

 

一方、「取引を登録」から手動で登録する場合では

 

1 「取引」→「取引の一覧・登録」から該当する取引の詳細を開きます。「+決済を登録」ボタンから入金情報を登録します。

 

2 この際、手数料差引後の入金金額を入力すると、売掛金総額との差額を支払手数料として登録するかどうかを選択できます。「支払手数料として登録する」にチェックを入れて、青い「登録」ボタンから決済を登録します。

 

 

今回の取引は、必ずでてくる取引(登録)です。

記帳に、慣れることが大切です。

 

変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)

Every day is a new day!

連休の最後の1日を元気にお過ごしください。

 

創業者には、事業を着実に成長させるために、決算書の会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。次のようなサービスを提供しています。

 

創業者には、事業を着実に成長させるために、会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。次のようなサービスを提供しています。

創業起業サポート 「創業者応援クラウド会計サービス」と「顧問相談クラウドサービス」

 

 

月曜日は「開業のための基礎知識」~初めて開業する方に、必要な準備や基礎知識を税理士からお伝えしています。

「開業のための基礎知識」ブログ記事は

http://www.y-itax.com/category/kaigyo/

 

 

クラウド会計freee

① 最初は違和感があります。「口座」「明細」「取引」などfreeeに出てくる用語

② 未決済と決済完了。未決済の取引の登録は自動で経理が使えません

③ freeeには補助科目がありません。代わりに「メモタグ」などの機能を利用します

 新設の法人が会計freeeを最初に利用する場合の初期設定

⑤ 「開始残高の設定」で気をつけたいポイント

 創立費・開業費の入力のポイント

⑦ 開始残高に売掛金など債権債務がある場合とその後の振替処理

⑧ 現金取引の処理方法。CSVで利用明細を用意して取り込みます

 手動で「銀行の明細」を取り込む(明細アップロード)

 経理の記帳業務を楽にする「口座同期の活用

⑪ 銀行やクレジットカードを「口座」として登録します

⑫ 「取引」を3つに区分します。「収入取引」「支出取引」「口座振替

 銀行口座・クレジットカードとの同期のメリット

⑭ 銀行口座・クレジットカードを同期する際に注意したい3つのポイント

⑮ クレジットカードの利用明細を取り込む際のチェックポイント

 手動で対応する場合は、アップロードする明細を用意します

⑰ 「手動で取引を登録する」必ず登録するケースがでてきます

 手動で銀行やカードの明細を取り込みます「明細アップロード

 freeeに登録した銀行口座などの同期がうまくできない場合

 アマゾンの購入履歴を取り込む場合

㉑ Airレジの売上データを取り込む

 POSレジサービス・スマレジの売上データを取り込む

 スマレジの売上データを取り込む前に「設定」が必要です

 ペイパル(PayPal)を利用して商品を仕入れた場合

㉕ Square(スクエア) 売上データを取り込む場合

 Square(スクエア) 売上データを取り込む場合【具体例】

 Square(スクエア) 側で税金の設定をします

 ㉘ 領収書などの紙のデータをファイルボックスに取り込み、取引登録できま

㉙ 領収書をファイルボックスに取り込んだ後、原本の保管はどうしますか

 レシートをファイルボックスに取り込んだあと、取引登録をします

 給与と役員報酬の支払の記帳は、取引テンプレートを活用します

㉜ 売上の明細など複数の勘定科目が発生する場合の取引の記帳

㉝ 先方が差し引いた手数料がある売上入金の取引記帳

㉞ 「給与支払の登録」頻度の高い会計処理です。手動で複数行の取引を登録します

 未決済取引の登録方法について

 未決済取引の登録後、回収・支払があれば「決済を登録」します

 未決済取引の決済登録で、取引金額と入出金額が異なるケースの登録方

 「自動で経理」から未決済取引と取得明細をマッチングさせます

 デザイナーなど個人事業主が、源泉徴収される入金があった場合の「消し込み」

 

創業者のクラウド会計

① 創業者にとってクラウド会計を使う6つのメリット

② 創業者は必ず、65万円の青色申告特別控除を受けましょう

③ クラウド会計で経理を楽に!「すぐに」「簡単に」と思わないほうがいいです

 口座を自動連携させても最後に残るのは現金。手書きの現金出納帳はやめましょう

⑤ 自宅兼事務所の家賃など、支出にプライベート用と事業用の双方が混ざっています

⑥ 領収書や請求書をもとに手動で取引を登録せざるを得ない場合があります

⑦ スマホで現金で支払った領収書を撮影。freeeのファイルボックスを使って記帳

⑧ 「freee」使わなくなった銀行口座・サービスの連携を解除するには

⑨ クレジットカード決済した場合の会計処理

⑩ クレジットカード口座の残高は正しいですか

⑪ 預金口座残高が不一致の場合、その原因の調べ方

⑫ 銀行口座の不一致の原因、よくある登録もれの三つのケース

 銀行口座の不一致の原因、開始残高は設定していますか

 銀行口座の不一致の原因、取引を二重に登録していませんか

⑮ 登録残高 ≠ 同期残高の三つの原因 

⑯ 個人事業主がプライベート用資金で事業経費を支払った場合

⑰ 法人の経費支出を役員が立て替えて支払った場合

⑱  プライベートの支払いや生活費を支払った場合の記帳方法

⑲  プライベート兼用の口座をfreeeに登録する場合

  記帳をラクにするために、ぜひ事業用のクレジットカードを持ちましょう

 プライベート兼用のクレジットカードからプライベートの支出を行った場合

 現金出納帳の記帳の仕方と「現金管理」をラクにする方法

 

 

事業計画(創業計画書)の立て方

① なぜ、事業計画(創業計画書)が必要なのか

② なぜ自己資源の確認が必要なのか

③ 事業内容の確認とは、ビジネスモデルのグランドデザインを行うこと。事業継続後、何度でも見直します

④ 販売・仕入・資金計画、このうち販売計画は経営戦略の最重要項目です

⑤ 収益の予想を立て、軌道に乗るまでの収支の流れを把握する

⑥ キャッシュには余裕を持って事業計画を立てましょう

 

開業前に知っておきたい創業融資の知識創業時の資金調達は、次のとおりです。

①  自己資金と金融機関からの借入の考え方 

② 創業時の資金調達は、はじめに公的融資を考える。   

③ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 新規開業資金とは。

④ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 女性・若者・シニア起業家支援資金とは。

⑤ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 中小企業経営力強化資金とは

⑥ 日本政策金融公庫 無担保・無保証の新創業融資制度とは

 

事業開始前に知っておきたい経理と消費税の基礎知識は、次のとおりです。

① 普通預金通帳で資金管理をする! 

② 経理の必要性!経理は将来性を計る指標です。 

③ 記帳~会計ソフト利用の検討をおすすめします!

④ 記帳から確定申告、ざっくりとイメージしてください。  

⑤ 確定申告書を作成、場合によっては税理士への依頼を考える。  

⑥ 消費税の計算方法は2つ、選択は慎重に。   

⑦ 帳簿や証憑類は整理して7年間保存する。  

 

 

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

 

・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計

・火曜日は「平成31年度介護報酬改定の重要事項」

・水曜日は「消費税」

・木曜日は「法人節税策の基礎知識

・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」

・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」

・日曜日はテーマをきめていません

 

免責

ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。

 

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