デザイナーなど個人事業主が、源泉徴収される入金があった場合の「消し込み」 ~ クラウド会計freee㊴
月曜日は、「創業者のクラウド会計」です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
個人事業主は、売上から源泉所得税が差し引かれる場合があります。
たとえば、デザインの報酬や原稿の原稿料、音楽やスポーツの指導料など、源泉所得税の対象となる範囲は広いです。
デザイン料など相手先から報酬を受け取る場合、本来支払われる金額から源泉所得税として一定の金額が差し引かれることになります
今回は、その際のfreeeでの入力を照会します。
「源泉徴収」は所得税の前払です
したがって個人事業主は、確定申告の際にその年に差し引かれた源泉所得税を計算し、納めるべき所得税額から控除することになります。
源泉所得税控除の入金の消し込みの仕方は次のとおりです
「自動で経理」の「未決済取引の消し込み」では、明細の金額が、未決済残高から源泉所得税と振込手数料を控除した金額と一致していた場合、消し込みと取引登録の内容が自動推測されます。
たとえば、次のような取引があった場合
■100,000円を売上げがあり、売掛金を登録しています。
■源泉所得税10,210円と振込手数料290円が控除され、入金額は89,500円でした。
「未決済取引の消し込み」タブ内に自動推測されて表示されます。
次のような画面になります。必要に応じて、「修正」「削除」して正しい内容を入力します。
(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)
こうした源泉徴収が生じる取引の入力のポイントは3つです
■差し引かれた源泉所得税は経費になりません。勘定科目は「事業主貸」になります。確定申告の際に、源泉所得税のタグをつけると便利です。
■この場合freeeでは、源泉徴収税額は▲=マイナスであらわします。(上の画面を参照)
■よく出てくるので取引テンプレートに登録して、効率的に記録します。
【参照記事】
→ freeeには補助科目がありません。代わりに「メモタグ」などの機能を利用します
→ 給与と役員報酬の支払の記帳は、取引テンプレートを活用します
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
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創業者には、事業を着実に成長させるために、決算書の会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。次のようなサービスを提供しています。
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▶ 創業起業サポート 「創業者応援クラウド会計サービス」と「顧問相談クラウドサービス」
月曜日は「開業のための基礎知識」~初めて開業する方に、必要な準備や基礎知識を税理士からお伝えしています。
「開業のための基礎知識」ブログ記事は
http://www.y-itax.com/category/kaigyo/
クラウド会計freee
① 最初は違和感があります。「口座」「明細」「取引」などfreeeに出てくる用語
② 未決済と決済完了。未決済の取引の登録は自動で経理が使えません
③ freeeには補助科目がありません。代わりに「メモタグ」などの機能を利用します
④ 新設の法人が会計freeeを最初に利用する場合の初期設定
⑦ 開始残高に売掛金など債権債務がある場合とその後の振替処理
⑧ 現金取引の処理方法。CSVで利用明細を用意して取り込みます
⑫ 「取引」を3つに区分します。「収入取引」「支出取引」「口座振替」
⑭ 銀行口座・クレジットカードを同期する際に注意したい3つのポイント
⑮ クレジットカードの利用明細を取り込む際のチェックポイント
⑱ 手動で銀行やカードの明細を取り込みます「明細アップロード」
⑲ freeeに登録した銀行口座などの同期がうまくできない場合
㉖ Square(スクエア) 売上データを取り込む場合【具体例】
㉘ 領収書などの紙のデータをファイルボックスに取り込み、取引登録できます
㉙ 領収書をファイルボックスに取り込んだ後、原本の保管はどうしますか?
㉚ レシートをファイルボックスに取り込んだあと、取引登録をします
㉛ 給与と役員報酬の支払の記帳は、取引テンプレートを活用します
㉞ 「給与支払の登録」頻度の高い会計処理です。手動で複数行の取引を登録します
㊱ 未決済取引の登録後、回収・支払があれば「決済を登録」します
㊲ 未決済取引の決済登録で、取引金額と入出金額が異なるケースの登録方法
㊳ 「自動で経理」から未決済取引と取得明細をマッチングさせます
創業者のクラウド会計
② 創業者は必ず、65万円の青色申告特別控除を受けましょう。
③ クラウド会計で経理を楽に!「すぐに」「簡単に」と思わないほうがいいです。
④ 口座を自動連携させても最後に残るのは現金。手書きの現金出納帳はやめましょう。
⑤ 自宅兼事務所の家賃など、支出にプライベート用と事業用の双方が混ざっています。
⑥ 領収書や請求書をもとに手動で取引を登録せざるを得ない場合があります
⑦ スマホで現金で支払った領収書を撮影。freeeのファイルボックスを使って記帳
⑧ 「freee」使わなくなった銀行口座・サービスの連携を解除するには?
⑭ 銀行口座の不一致の原因、取引を二重に登録していませんか?
⑳ 記帳をラクにするために、ぜひ事業用のクレジットカードを持ちましょう!
㉑ プライベート兼用のクレジットカードからプライベートの支出を行った場合
事業計画(創業計画書)の立て方
③ 事業内容の確認とは、ビジネスモデルのグランドデザインを行うこと。事業継続後、何度でも見直します。
④ 販売・仕入・資金計画、このうち販売計画は経営戦略の最重要項目です。
開業前に知っておきたい創業融資の知識創業時の資金調達は、次のとおりです。
③ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 新規開業資金とは。
④ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 女性・若者・シニア起業家支援資金とは。
⑤ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 中小企業経営力強化資金とは。
事業開始前に知っておきたい経理と消費税の基礎知識は、次のとおりです。
⑤ 確定申告書を作成、場合によっては税理士への依頼を考える。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計」
・火曜日は「平成31年度介護報酬改定の重要事項」
・水曜日は「消費税」
・木曜日は「法人節税策の基礎知識」
・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」
・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」
・日曜日はテーマをきめていません
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