アマゾンの購入履歴を取り込む場合 ~ クラウド会計freee⑳
freeeにAmazonを同期して経理処理を行うことができます
もちろん、購入する頻度が少なければ、アマゾンやカードの明細等から登録する方が簡単です。
業務で頻繁にAmazonを利用される方は、購入履歴を取り込む方法はおすすめです。
アマゾンから購入する物品は、事業主によって相違します。しかし、経理処理としては消耗品勘定として登録するケースが多いと思います。
Amazon(アマゾン)の購入履歴の同期について
「自動で経理」でクレジットカードの利用明細を処理する際に、取引内容はAmazonとだけ入っています。何を購入したのか分かりませんので、処理に困ることがあります。
こうした場合は、納品書や利用履歴を見て、何を購入したか確認する必要があります
こうした手間が煩わしい場合、Amazon口座を作成します。そしてfreeeと同期させます。Amazon口座を、クレジットカードの補助口座という仕組みで活用します。
新規でAmazon(アマゾン)口座の設定を行います
①「口座」→「口座を登録」を開きます。
②「決済サービスや電子マネー」欄の「Amazon」をクリックして口座を登録します。
③Amazonで利用中のメールアドレスとパスワードを入力したら、「Amazonと同期する」をクリックします。同期設定します。
→ 口座設定の詳細はfreeeのヘルプセンターのマニュアルで
Amazon明細を処理する
「自動で経理」から処理を行います。
カード側のAmazon利用明細は、Amazon口座への「口座振替」として処理します
Amazon口座で支出登録したお金はクレジットカード口座から支払うものです。
クレジットカード側でのAmazon利用明細は、Amazon口座への「口座振替」として処理します。
クレジットカード利用分の引落しする際の処理
預金からクレジットカード利用分が引き落とされる処理は、変わりません。
仕訳で仕組みを説明する方がわかりやすいです
事例:
10月10日:Amazonで1,500円の書籍をクレジットカードで購入した。
11月20日:10日購入した分のクレジットカード利用分が銀行口座から引き落とされた。
■10月10日にAmazonの明細を支出として処理します。
(新聞図書費)1,500 Amazon口座(未払金) 1,500
■カードの明細が確定した際に、未払金をクレジットカード口座に移します。
(クレジットカード口座 → Amazon口座の 口座振替として登録します。)
Amazon口座(未払金)1,500 カード口座(未払金)1,500
■11月20日に銀行口座の引落しの明細を、口座振替として処理します。
カード口座(未払金)1,5000 (銀行口座)1,500
つまり、Amazon口座はカード口座の補助口座(通過勘定)として使用されていることになります。
(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)
デメリットがあります。口座振替の手間が増えることになります
「結果としてAmazonの同期を行なうと、口座振替の手間が増えることになります。口座振替については【自動登録ルール】の設定で、Amazonの文字列に完全一致させてから口座振替を自動で処理するルールを設定します。この方法は手間もかかりませんが、口座振替の仕組みを理解せずに安易に同期設定を行なうと、Amazonの購入の数だけ、この作業が必要になりますから注意が必要です。」
(出所:「freeeで全自動化マニュアル」廣升 健生/大島 克之)
クラウド会計を上手に活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめします。
Every day is a new day!
GW10連休の最終日です。
春の1日を元気にお過ごしください。
創業者には、事業を着実に成長させるために、会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。次のようなサービスを提供しています。
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クラウド会計freee
① 最初は違和感があります。「口座」「明細」「取引」などfreeeに出てくる用語
② 未決済と決済完了。未決済の取引の登録は自動で経理が使えません
③ freeeには補助科目がありません。代わりに「メモタグ」などの機能を利用します
④ 新設の法人が会計freeeを最初に利用する場合の初期設定
⑦ 開始残高に売掛金など債権債務がある場合とその後の振替処理
⑧ 現金取引の処理方法。CSVで利用明細を用意して取り込みます
⑫ 「取引」を3つに区分します。「収入取引」「支出取引」「口座振替」
⑭ 銀行口座・クレジットカードを同期する際に注意したい3つのポイント
⑮ クレジットカードの利用明細を取り込む際のチェックポイント
⑱ 手動で銀行やカードの明細を取り込みます「明細アップロード」
⑲ freeeに登録した銀行口座などの同期がうまくできない場合
創業者のクラウド会計
② 創業者は必ず、65万円の青色申告特別控除を受けましょう。
③ クラウド会計で経理を楽に!「すぐに」「簡単に」と思わないほうがいいです。
④ 口座を自動連携させても最後に残るのは現金。手書きの現金出納帳はやめましょう。
⑤ 自宅兼事務所の家賃など、支出にプライベート用と事業用の双方が混ざっています。
⑥ 領収書や請求書をもとに手動で取引を登録せざるを得ない場合があります
⑦ スマホで現金で支払った領収書を撮影。freeeのファイルボックスを使って記帳
⑧ 「freee」使わなくなった銀行口座・サービスの連携を解除するには?
⑭ 銀行口座の不一致の原因、取引を二重に登録していませんか?
⑳ 記帳をラクにするために、ぜひ事業用のクレジットカードを持ちましょう!
㉑ プライベート兼用のクレジットカードからプライベートの支出を行った場合
事業計画(創業計画書)の立て方
③ 事業内容の確認とは、ビジネスモデルのグランドデザインを行うこと。事業継続後、何度でも見直します。
④ 販売・仕入・資金計画、このうち販売計画は経営戦略の最重要項目です。
開業前に知っておきたい創業融資の知識創業時の資金調達は、次のとおりです。
③ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 新規開業資金とは。
④ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 女性・若者・シニア起業家支援資金とは。
⑤ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 中小企業経営力強化資金とは。
事業開始前に知っておきたい経理と消費税の基礎知識は、次のとおりです。
⑤ 確定申告書を作成、場合によっては税理士への依頼を考える。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計」
・火曜日は「平成30年度介護報酬改定の重要事項」
・水曜日は「新事業承継税制特例のポイント解説」
・木曜日は「法人節税策の基礎知識」
・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」
・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」
・日曜日は「贈与税をわかりやすく!」
免責
ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。