freeeには補助科目がありません。代わりに「取引先」「品目」「メモタグ」という機能を利用します ~ クラウド会計freee③
簿記を知っている方は、補助科目をご存じだと思います。しかし、freeeでは補助科目というものがありません。
その代わりに「タグ」などの機能を使用します
補助科目とは通常次のように使用します
次のように、勘定科目Aに対して、補助科目1と補助科目2をひも付けて使用します。さらに勘定科目Bに対しても、補助科目3と補助科目4をひも付けて使用します。
(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)
たとえば、勘定科目Aが売掛金であれば、補助科目1は得意先のお店の名前「鈴木(株)」、補助科目Bは「(同)山田」などとして使用するわけです。
補助科目の代わりに、freeeでは「口座」「取引先」「品目」「メモタグ」を使用します
たとえば、 A社にパソコンを現金で、営業担当 B さんが販売した場合、次のように考えます
(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)
複数の勘定科目に横断的に補助科目を使用します
簿記などのテキストでは、「1つの勘定科目に対し、複数の補助科目を使う」と説明しています。
しかし、freeeでは、ある取引先を複数の勘定科目に対してひも付け、かつ、品目も複数の勘定科目に対してひも付けることができます。
たとえば「売上高」と「交際費」という複数の勘定科目に「A社」という1つの取引先をひも付けることができます。
「取引先」と「品目」であれば、ひも付けは次のようになります。
(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)
freeeで使用される「用語」の意味は、ざっくりとは次のようなものです
■口座とは
「現金」「銀行」「クレジットカード」「その他」によって分類されます。
「普通預金」の補助科目は「口座」となります。
■取引先とは
取引の相手方を入力します。
おもに「売掛金」や「買掛金」の補助科目が「取引先」となります。
■品目
取引において扱った商品やサービスを入力します。
おもに「売上高」や「仕入高」の補助科目が「品目」となります。
■メモタグ
「取引先」と「品目」以外の用途で利用したい場合に使います。
決まった利用用途はありません。
メモタグの特徴として1つの取引に複数個付けることができます。
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