クレジットカードを分割払いで使用した場合の登録方法について ~ クラウド会計freee[259]

「創業者のクラウド会計」の記事です。
カードの記帳についてご照会がありました。カードの記帳を苦手とされている方が多いです。
今回は
クレジットカードを分割払いで利用した場合、毎月の利用金額と引き落とし金額の間にズレがでます。その場合の登録方法について
を紹介します。
登録のポイントは次の3つです
① カードの支出取引は支払い総額で登録します。
② 利用金額とは別に手数料の支出取引を登録します。
③ 銀行からカードへの口座振替は実際の引き落とし金額を登録します。
たとえば
Q:
① 月末締め・翌月27日払いのクレジットカードで、10万円のパソコンを4回払いで購入した。この際5千円の支払手数料が発生した。
② 毎月の引き落とし金額は、(10万円+5千円)÷4=26,250円だった。
③ この取引の発生前は、引き落とし先の銀行口座の残高が200,000円。カードの未払い分は無かった。
次のようなイメージです。

具体的な登録手順は次のとおりです
① クレジットカードと銀行の口座を登録します。
② カードの利用分と手数料の支出取引を総額で登録します。
③ 銀行口座の引き落とし内容を1回ごとの金額で登録します。
① クレジットカードと銀行の口座を登録します
詳しくは
<参考>
→ freee会計でクレジットカードの利用を登録(記帳)する場合の考え方について
■ 分割払い明細の取得設定を行う必要があります
同期後に分割払い明細を検知した場合、分割払い明細の取得方法を指定する必要があります。
ⅰ [口座]メニュー →[口座の一覧・登録]をクリックし、[クレジットカード]タブに切り替えます。
ⅱ 対象のクレジットカード口座の行を選択し、[口座設定]ボタンをクリックします。
ⅲ 「その他の設定を確認しましょう」カードで「分割払いの総額分の明細を初回のみ取得する」を選択し、[口座を保存する]ボタンから設定を保存します。
② カードの利用分と手数料の支出取引を総額で登録します
■ 自動で経理を利用する場合
[取引]メニュー →[自動で経理]をクリックします。
カードの請求額確定後、カード利用の明細が支払い総額でfreeeに取り込まれています。元本と分割手数料の取引をそれぞれ登録します。
たとえば元本と分割手数料総額の明細が別々に取り込まれた場合では次のとおりです。

それぞれの明細を支出取引として登録します。
③ 銀行口座の引き落とし内容を1回ごとの金額で登録します
■ 自動で経理を利用する場合
[取引]メニュー →[自動で経理]画面を開きます。
■ カードの請求額が銀行の出金明細としてfreeeに取り込まれています。次のように[口座振替・カード引き落とし]タブを選択し、「振替先口座」をクレジットカード口座にした口座振替を登録します。

■ 手数料欄は空欄にします。手数料は別途カード口座から登録済みのため。
■ 2回目以降の請求についても、手順1〜2 と同様に登録します。
(出所:freeeヘルプセンター マニュアル)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。」
(ピーター F.ドラッカー)
冬の1日を元気にお過ごしください。
【編集後記】
消費税の記事はお休みしました。
ブログは、曜日によりテーマを決めて書いております。
月曜日~木曜日に、おもに消費税の記事を書いております。
金曜日は公益信託の記事を掲載しております。
土・日・祝日はブログはお休みしております。
・「贈与や相続・譲渡など資産税」または「確定申告などの所得税」
・「公益信託」
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また、読者が理解しやすいように厳密ではない解説をしている部分があります。
本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。