クレジットカード口座の残高ズレを解消します ~ クラウド会計freee[257]

「創業者のクラウド会計」の記事です。
カードの記帳についてご照会がありました。カードの記帳を苦手とされている方が多いです。
今回は
「引き落とし日に借方金額が計上されていない」「同じ日付に同じ金額が同じ相手勘定科目で計上されている」「総勘定元帳の残高がマイナスになっている」などの場合、修正が必要です
を紹介します。
次のうち、いずれかの取引を登録していない場合、クレジットカードの残高は正しい残高ではありません
① クレジットカードの開始残高の入力
② クレジットカードのすべての利用内容を取引として登録
③ 銀行口座からの引き落としを「口座振替」として登録
特に、クレジットカードの登録を簡単にするために、事業用とプライベート用でクレジットを分けることをおすすめします。
1 修正が必要かどうかを確認します
ホーム画面や口座一覧で表示されるクレジットカードの残高は、「カードの利用額のうち、引き落としが済んでいない金額」を「マイナス」で表示しています。
したがって
次のような場合は、クレジットカードの利用内容や引き落としが正しく登録できていません。

2 残高ズレの詳細を確認します
登録内容を修正する場合、[レポート]メニューの[総勘定元帳]を開き、修正の対象となるクレジットカード名をクリックして、残高の推移を確認します。
総勘定元帳の残高は、ホーム画面や口座一覧とはプラスマイナスが逆で表示されています。つまり、残高がプラスまたはゼロの状態が正しいです。
次のようなイメージです。

3 次のような場合に修正が必要となります
① 引き落とし日(請求金額を支払った日)に、借方金額が計上されていない
→ 引き落としが登録されていない可能性があります。
② 同じ日付に、同じ金額が同じ相手勘定科目で計上されている
→ カードの利用内容や引き落としが二重に登録されている可能性があります。
③ 総勘定元帳の「残高」がマイナスになっている
→ それ以前の日付で、カードの利用内容(支出)が登録されていない可能性あります。
登録内容に誤りがあるケースの画面は次のとおりです。

4 修正しなくてもよいケースがあります(取り込みにタイムラグが発生します)
クレジットカードを同期している場合、そのカードを利用してから明細が取り込まれるまでには、およそ1ヶ月〜最大で3ヶ月ほどかかります。
そのため、利用後から明細取り込みまでの間は、一時的に、freee上の表示が実際の未払い残高よりも少なくなっています。明細が取り込まれたあとに取引を登録すれば正しい残高になります。
(出所:freeeヘルプセンター マニュアル)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。」
(ピーター F.ドラッカー)
冬の1日を元気にお過ごしください。
[編集後記]
消費税の記事はお休みしました。
ブログは、曜日によりテーマを決めて書いております。
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・「贈与や相続・譲渡など資産税」または「確定申告などの所得税」
・「公益信託」
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