キャッシュフローは「資金繰りレポート(資金繰り表)」で確認します ~ クラウド会計freee[225]
創業者のクラウド会計」の記事です。
今回は
現預金の入出金によるキャッシュフローは、資金繰りレポート(資金繰り表)で確認します
を紹介します。
1 freeeでは、資金繰り表を資金繰りレポートといっています
資金繰りレポートでは、入金額、出金額を勘定科目、口座別に集計します。
未決済の取引を登録している場合、将来の入出金予定についてレポートに含めることができます。
また、勘定科目別だけではなく、取引先や品目別に把握することができます。
資金繰りレポートを作成して、数字を確認する趣旨は次のとおりです。
■ 今後のお金の出入りを検討し、資金ショートを起こさないか?
■ どういった勘定科目で、今月、一番お金を使ったのか?
■ 直接法のキャッシュ・フロー計算書を作成する。
2 資金繰りレポートの確認の手順は次のとおりです
メニュー[レポート]→[資金繰りレポート]を開きます。
次のような画面になります。
3 グラフの下の表は、入出金について営業・投資・財務の3つの区分に分けて、勘定科目別に集計しています
直接法のキャッシュフロー表に準じています。
■ 営業収支とは営業活動で発生した収支のことです。(売上高、仕入高など)
■ 投資収支とは設備投資などに関係する収支のことです。(固定資産の取得や売却、貸付金の貸付や回収、株式の取得や売却 )
■ 財務収支とは資金調達などに関係する収支のことです。(借入金の借入や返済、株式の発行)
■ 未分類は、振替伝票などの入力により現預金の増減に影響していますが、資金繰り表には本来反映されない勘定科目を扱っています。
4 「資金繰りレポート」を見るときのポイントは3つです
① 決済期日が入力されていない入力は、翌月繰越(現金残高)に集計されず、決済期日未設定の枠に分類されます。
② 表中の翌月繰越(現金残高)は、貸借対照表の”現金および預金”の金額と一致します.
③ 将来の入出金予定を反映して表示するためには、「未決済取引を含める」をONにして、未決済の取引(売掛金や買掛金)を含めて表示させます。
(出所:freeeヘルプマニュアル)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」
(ピーター F.ドラッカー)
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