明細処理の自動化により自動登録ルールを設定します。その後、ルールに合致する明細は自動で処理できます ~ クラウド会計freee[209]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
今回は
自動登録ルールを作成します。次回以降の明細取り込みの際にルールに合致する明細を自動で処理(自動登録、タグの追加、無視、消込)できます
紹介します。
「自動で経理」で取引を登録する際、あらかじめ「こういう内容の明細は、このような取引を登録する」というルールを作成します。取引登録を自動化できます。また、登録はしないけれども、入力内容を推測させることができます。
この自動登録(または自動推測)に伴うルールを、freeeでは「自動登録ルール」と呼びます。
いつでも自動登録ルールは編集できます。また、手動でも作成できます。効率化には欠かせない機能です。
freee導入後、自動登録ルールのメンテナンスをして、明細登録の自動化を図ります
自動登録ルールのイメージは次のとおりです。
自動登録ルールの適用条件とその実行処理について
自動登録ルールは、勘定科目の推測だけではなく、消込や取引テンプレートの推測などの設定ができます。
自動登録ルールの適用条件は次のとおりです
■ 収支区分 支出または収入かを選択します。
■ 取引口座 対象となる明細の口座を指定します。
■ 取引内容 明細の取引内容の一致条件を設定します。
■ 金 額 自動登録ルールを適用する金額の範囲を設定します。
■ 優 先 度 複数のルールで条件が重なった場合の優先度を設定します。
ルール適用後の処理は次のとおりです
■ 取引 勘定科目またはタグを付与したうえで登録(または推測)を実施
■ 振替 指定した振替口座に振替を実施(または推測)
■ 消込 指定した取引先の金額が近い未決済取引を推測および差額処理を実施
■ 無視 不要な明細として無視を実施(または推測)
■ プライベート取引 役員貸付金または役員借入金として登録(または推測)を実施
■ 取引テンプレート 指定した取引テンプレートを推測
次回は、自動登録の具体的な設定のしかたをみていきます。
(出所:freee会計活用ガイドブック2021年9月版)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」
(ピーター F.ドラッカー)
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