PayPayなど電子決済により販売した場合の会計処理について ~ クラウド会計freee[205]
「経理・会計」の記事です。
今回は
電子決済とは商品やサービスの代金の決済を、現金で支払うのではなく、現金と同じ価値を持つデータの送受によって行う仕組みです
紹介します。
電子決済とは
具体的には、Pay Pay、楽天ペイ、d払い、au PAY、LINE Payなど。
一定期間の売上記録を集計後、後日 手数料が差し引かれた金額がまとめて入金されます。
2020年10月現在、freeeに同期に対応している口座は楽天ペイのみです。
ざっくりとは次のような手続きになります
1 事前準備として電子決済で用いる口座を登録・設定します。
2 商品売上時に決済済みの収入取引を登録します。
3 売上金額受取時に電子決済口座の口座振替を登録します。
1 事前準備として電子決済で用いる口座を登録・設定します
同期に対応していない場合を前提とすると、独自口座の登録・勘定科目の設定することになります。
①「口座」メニュー → 「口座の一覧・登録」を選択します。
② 「現金・その他」のタブに切り替えます。次に「資産の口座(小口現金・仮払金など)を登録する」ボタンをクリックします。
③「口座名」に口座の名称を入力後、「登録」します。
④「設定]メニュー → 「勘定科目の設定」 → 登録した口座名をクリックし、次のように設定を変更し保存します。
2 商品売上時に決済済みの収入取引を登録します。(登録した口座の同期設定を行っていないケースを想定)
手動により決済済みの収入取引を登録する必要があります。取引登録件数が比較的少ない場合は次のようになります。(取引登録件数が比較的多い場合は、取引インポート機能を利用します。)
① 「取引」 → 「取引の一覧・登録」→ 必要事項を入力し → 「収入を登録」
② 画面で、収支区分が「収入」、決済が「完了」、登録した「口座」になっているかどうかを確認します。
3 売上金額受取時に電子決済口座の口座振替を登録します
商品の売上金額入金時に、電子決済口座→銀行口座への口座振替を登録します。
同期していない口座から口座振替を登録するケースの場合で、取引登録件数が比較的少ない場合は次のようになります。(取引登録件数が多い場合は、口座振替インポート機能を利用します。)
① 「取引」 → 「口座振替」→ 必要事項を入力し → 「振替」(口座振替を登録)
② 振替元口座が「事前準備で登録した口座 」、振替先口座が「入金先銀行口座等」、手数料が発生した場合は「手数料」を登録します。
(出所:freeeヘルプマニュアル)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」
(ピーター F.ドラッカー)
冬の1日、元気にお過ごしくださいね。
【編集後記】
トップ画像は樅山奈実さんの「+R」から(ご本人の承諾を得ています)
木曜日の「経理・会計」はお休みしました。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「創業者のクラウド会計」
・火曜日は「消費税」
・水曜日は「消費税」
・木曜日は「経理・会計」
・金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税」
・土曜日は「創業者のクラウド会計」
・日曜日はテーマを決めずに書いています。
免責
ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。