freee会計活用ガイドブック2021年9月版をもとに会計ソフトfreeeを活用します ~ クラウド会計freee[196]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
「freee会計活用ガイドブック2021年9月版」をもとに会計freeeを活用しましょう
を紹介します。
私の手元にあったのが「freee会計活用ガイドブック2019年12月版」でした。
さきごろ、freeeのアドバイザーガイドのサイトをみていると、改訂された「freee会計活用ガイドブック2021年12月版」を公表されていました。
新しい機能が追加されていますので、新しいガイドブックを入手してfreeeの活用に取り組むもうと考えています。
会計ソフトを利用する税理士事務所では、freeeに対しては次のような印象や対応が一般的だと思います。
「freeeについては、従来の会計ソフトとは違う考え方のシステムのため最初は苦戦したが、freeeの充実した教育カリキュラムを活用して、freee専門スタッフの育成をしたことで、事務所全体のレベルアップにつながった。マネーフォワードの導入は比較的簡単なのに比べて、freeeの導入は時間がかかるため、導入に3倍の工数を設定……」
(出所:事例から学ぶ これならできる!DX税理士事務所、著:月刊税理編集局編)
一方、マネーフォワードの方は、おもに仕訳を中心にした設計思想によりソフトが構築されています。従来の会計ソフトに近く、利用する事務所担当者や税理士が馴染みやすいという側面があるのだと思います。
新ガイドブックでは、「従来の会計ソフトとは異なった仕様があり」として、3つの独自仕様を冒頭に解説しています。freeeの基本概念です。
3つの仕様(基本概念)とは
① 取引 ② 口座 ③ タグ
のことです。
① 取引とは
「取引」とはfreeeのシステム用語です。「仕訳」の内容に加えて、業務効率化を行うため、あらゆる業務を1つのシステムに集約するというERPの仕組みを成立させるための役割をもっています。
② 口座とは
自動取得・自動仕訳を円滑に行うための枠組みです。入出金のハコです。
口座があることで 外部サービスの入出金管理を容易に実施できます。
また、口座は勘定科目に紐づきます。特定の流動資産や流動負債の残高の管理が可能となります。
③ タグとは
分析に利用します。従来の「補助科目」とは異なった仕様です。補助科目以上に「多角的な分析」ができます。
まとめると次のような趣旨になります。
ガイドブックではこれらの3つの独自仕様について次のようにのべています
「『取引』『口座』『タグ』という要素は従来の会計ソフトにはない概念となっているため、従来の仕組みに慣れ親しんでいると、分かり辛く感じるところもあるかもしれません。」
「これらの独自概念を用いることで業務効率化と経営状況の早期可視化の両立を図っており、freee導入のメリットを感じていただける要素です。」
(出所:freee会計活用ガイドブック2021年9月版)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」
(ピーター F.ドラッカー)
秋の1日を元気にお過ごしくださいね。
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