売上返品や売上値引きによる入金があった場合の登録方法(未決済取引の消し込み)~ クラウド会計freee[191]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
未決済取引で売上返品や売上値引きによる入金があった場合の登録方法
を紹介します。
入金分は部分決済として処理します。売上返品や売上値引きにより減少した金額は、決済の「+更新」から処理します。
たとえば、次のような取引だった場合
■ 12月1日に200,000円の未決済売上(売掛金 / 決済期日:12月10日)を登録した。
■ その後の12月10日に、売掛金の計上時には見込まれていなかった60,000円の返品が発生した。
■ そのため、決済期日の12月10日には、返品分を差し引いた140,000円が入金された。
登録は次のように行います
① 「取引」→「取引の一覧・登録」より、12月1日に計上した売掛金の取引をクリックします。
② 売掛金の一部が返品のため決済されません。そのため「決済」欄の方にある[+更新]をクリックします。
③ 更新する行の選択画面が開きます。200,000円の売掛金の行にある[+更新]をクリックします。
④ 次のように更新情報を入力して保存します。
更新日:返品が発生して売掛金が差し引かれることが決まった日付(12月10日)
勘定科目:売掛金が差し引かれた原因に該当する勘定科目(返品の場合は「売上戻り高」)
金額:売掛金から差し引かれた金額(60,000円)
<参考>
仕訳で示すと次のとおりです。
⑤ 更新後は売掛金から売上戻り高60,000円が差し引かれた140,000円が決済残額として表示されます。
⑥ 残額を「取引の一覧」や「自動で経理」などから決済登録し、決済残額を0にします。
<参考>
仕訳で示すと次のとおりです。
(出所:freeeヘルプマニュアル)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」
(ピーター F.ドラッカー)
秋の1日を元気にお過ごしくださいね。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「創業者のクラウド会計」
・火曜日は「消費税」
・水曜日は「消費税」
・木曜日は「経理・会計」
・金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税」
・土曜日は「創業者のクラウド会計」
・日曜日はテーマを決めずに書いています。
免責
ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。