「品目」タグは補助科目として、また家事按分に支払調書に活用します ~ クラウド会計freee[161]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
「品目」タグは補助科目として、また家事按分に支払調書に活用します。取引先タグと使い分けて利用します
を紹介します。
freeeが取引に設定できるタグの種類は次のとおりです。
これらのうちで、「取引先」「品目」は、補助科目として、つまり勘定科目の内訳管理として設定することにより記帳や決算の効率化を図ることができます。
今回はこのうち「品目」タグについて、3つの活用方法をご紹介します。
1 品目を使って勘定科目ごとの内訳管理をします
勘定科目の摘要欄に「品目」を付けて取引を登録します。
勘定科目の内訳を管理することができます。
■ 補助科目として「取引先」「品目」を使用する場合は、次のように使い分けます
「取引先」… 売掛金や買掛金などの債権債務科目の補助科目を取引先として分類します。
「品 目」… 売掛金や買掛金以外の科目の補助科目として品目を分類します。
■ また、「取引先」「品目」には次のような違いがあります。
「取引先」…「取引先」は貸借両方の補助として取り扱われます。
「品 目」…「品目」は勘定科目の補助としてのみ取り扱われます。
次のとおりです。
■ 「取引先」「品目」は補助科目として使うわけですが、次のような使いわけが効果的です。
「取引先」は
従来の会計ソフトでいうところの補助科目です。
勘定科目内訳明細書に反映させる補助残高を把握する取引先など、売掛金、買掛金、売上高、仕入高などの科目に使います。
「品目」は
「取引先」に適さない補助科目として、たとえば預り金の内訳として源泉所得税、住民税、社会保険など、長期借入金の内訳としてA銀行、B銀行などとして使うと便利です。
2 個人事業者は品目を使って家事按分を登録します
勘定科目と品目、事業用の利用割合を設定します。設定したルールにより登録した取引は、家事按分した費用を自動で登録できます。
<参考>
3 品目を使って支払調書を作成することができます
源泉徴収した支出の取引を、支払内容と源泉徴収の2つの取引として登録します。
それぞれに品目をつけます。年末にこれらを元に支払調書を一括作成できます。
<参考>
→ フリーランスや講師などに報酬を支払った場合「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」を発行して交付することが一般的です。そうしたケースでは「品目」タグを利用します
(出所:freeeヘルプマニュアル)
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