家事按分の対象となる取引に「品目」タグを登録します。確定申告時に家事按分の作業に利用します ~ クラウド会計freee[125]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
個人事業主の場合「品目」タグを家事按分に使います
を紹介します。
freeeのタグは
freeeは取引に「タグ」として取引先・品目・部門・メモタグなどを自由に紐付けることが可能です。一つの取引に対して各種タグを紐付けることで、従来の補助科目を上回る効果的な使い方ができます。
次のようなイメージです。
家事按分とは
自宅兼事務所の家賃など、支出がプライベート用と事業用の双方が混ざったものである場合、事業で使用する比率分のみを経費に計上します。
これを家事按分(かじあんぶん)といいます。
家事按分を利用する際には、事前に家事按分の対象となる取引に紐付ける「品目」タグを登録します
たとえば、自宅兼事務所の家賃の取引を家事按分の対象とする場合は、「事務所家賃」といった「品目」タグをあらかじめ作成しておきます。
家事按分のルールを登録します
たとえば
自宅兼事務所であるマンションの家賃に毎月200,000円を支払っています。12ヶ月分の2,400,000円を家事按分します。事務所として利用している床面積は半分であったため、事業利用比率は50%とします。
次のような手順になります。
①「確定申告」から「新しい家事按分の登録」を選択します。勘定科目、品目、事業利用比率を入力して「保存」します。
②家事按分を行いたい取引を登録します。あらかじめ設定した家事按分のルールに沿って、事業利用分とプライベート利用分の総額で支出を登録します。この例でいうと勘定科目「地代家賃」、品目「事業所家賃」で支出を登録します。
③確定申告時の作業は次のようになります。家事按分の再計算をします。
「確定申告」メニューの「家事按分」を開いて「再計算」をします。
④ 家事按分の計算が自動で行われます。
次のように、勘定科目「地代家賃」、品目「事務所家賃」の取引を50%で按分するというルールによって、事業利用分が100,000円、プライベート利用分が100,000円で自動計算されます。
プラベート利用分は事業主貸勘定に振り替えられます。損益には影響しません。
(出所:freeeアドバイザーガイド)
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
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冬の1日を元気にお過ごしください。
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