決算整理などの際の「振替伝票」の利用について ~ クラウド会計freee[114]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
振替伝票の利用について~「取引」形式で入力できない仕訳については「振替伝票」で入力します
を紹介します。
freeeの「取引」は、口座または決済期日を選択する方式となっています。
このため、「取引」形式で入力できない仕訳については「振替伝票」で入力します。
決算などの際に仕訳形式で記帳する場合には、「振替伝票」機能を利用します。
いいかえると「振替伝票」は決算整理など取引を介さず直接仕訳を入力する必要がある場合に利用します
■ 登録形式
仕訳
■ 登録方法
「決算」→「振替伝票」
■ 決済方法
未決済分を消し込む仕訳を入力します
または未決済取引を作成することで取引と同様に処理します。
■ 入金管理・支払管理レポートへの数値反映
未決済取引を作成することで反映します。
■ どんなときに利用するか?次のような場合です
・修正仕訳の入力
・決算整理仕訳の入力
・貸方と借方に別々の取引先を入れたい場合
・資産の売却時の仕訳
・資産の評価損の仕訳
・借入による資産の購入
・流動項目・固定項目の振替
・未払法人税等、未払消費税等の決算仕訳
振替伝票を作成する場合の内容は次のとおりです
■ 発生日
・デフォルトで「日常仕訳」が選択され、「発生日」には本日の日付が自動的にセットされた状態になります。
・ただし、期末日以降、年度締め実施までの期間中は、デフォルトとして「決算整理仕訳」が選択され、「発生日」は期末日が自動的にセットされた状態になります。
■ 日常仕訳または決算整理仕訳
・決算整理仕訳として区別したい場合は変更します。
■ 金額
・税込の金額を入力します。
金額欄に入力した金額を「税込金額」として、消費税額は自動的に計算します。
たとえば、税込110,000円の課税売上がある場合(税率10%)
仕訳帳では次のように確認できます。
(参考:freee活用ガイドブック)
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
Every day is a new day!
秋の1日を元気にお過ごしください。
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