住宅ローン控除で住民税の減税ができる?所得税が少なく住宅ローン控除の額が所得税から引ききれない場合は、残額を住民税から控除できます
個人の税金の記事を掲載します。
所得税額よりも住宅ローン控除額が多い場合、控除しきれない分を住民税から控除できます
を紹介します。
所得税から住宅ローン控除額が引ききれない場合
住宅ローン控除額のうち所得税から控除できなかった部分を住民税から控除します。
住民税と住宅ローン控除の関係について
平成21年から令和7年までに入居し、所得税の住宅ローン控除を受けている方のうち、前年分の所得税から控除しきれなかった住宅ローン控除額がある場合は、住民税で控除されます。
住民税の住宅ローン控除額について
住民税からの控除には上限があります。次のAまたはBのうち少ない方となります。
A:所得税の控除しきれなかった金額
B:所得税の課税所得金額の5%(上限97,500円)
<参考>
- 居住年や消費税の税率により控除限度額は相違します。
- 令和6年以降に建築確認を受ける新築住宅のうち、省エネ基準に適合しない住宅は控除対象外となります。
手続きについて
年末調整や確定申告で所得税の住宅ローン控除の適用があれば、特別な手続きは必要ありません。
すなわち、住宅ローン控除の手続きについて年末調整あるいは確定申告をしていれば、市区町村へあらためて届出る必要はありません。
住民税の住宅ローン控除の対象とならない場合は次のケースです
所得税から住宅ローン控除額を全額引ききれるケース
住宅ローン控除額を適用しなくても所得税がかからないケース
住民税の所得割がかからないケース
[編集後記]
消費税の記事はお休みしました。
トップ画像は南夏希さんのイラストです。
先日、大阪、寝屋川市の「C’est cool Shop&Gallery」での個展に伺いました。
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