英会話やピアノ講師などの報酬に対する源泉徴収の納付について ~ 確定申告で間違いやすい項目48
個人の源泉徴収に関係する記事を掲載します。
今日は
英会話やピアノ講師などの講師料などの報酬に対する源泉徴収の納付はダイレクト納付が便利です
を紹介します。
次の報酬については源泉徴収する必要があります
技芸、スポーツその他これらに類するものの教授などの報酬または料金
具体的な報酬は次のようなものです
① 生け花、茶の湯、舞踊、囲碁、将棋等の遊芸師匠に対し実技指導の対価として支払う謝金など
② 編物、ペン習字、着付、料理、ダンス、カラオケ、民謡、語学、短歌、俳句等の教授または指導の謝金
③ 各種資格取得講座に係る講師謝金など
講師報酬について源泉徴収した所得税を納める期限(翌月10日までに)
納期の特例の対象とはなりません。
原稿料や講演料などから源泉徴収した所得税は、支払った月の翌月10日までに納めなければなりません。講師の報酬は毎月発生します。
毎月、源泉所得税を金融機関で支払うのは面倒です。そういう場合はダイレクト納付を検討します。
ダイレクト納付とは
事前に税務署へ届出等をしておき、e-Taxを利用して電子申告または納付情報登録をした後に、届出をした預貯金口座からの振替により、即時または期日を指定して電子納税を行う方法です。
■納付方法
e-Taxによる操作で預貯金口座からの振替により納付する方法です。
■効果的な使用方法
源泉所得税を納めている方(源泉徴収義務者)など、頻繁に納付手続をされている事業者が利用すると便利です。
■納付手続きは次のとおりです。
①e-Taxの開始届出書を提出する必要があります。
②ダイレクト納付利用届出書を提出する必要があります。
ダイレクト納付をご利用する日のおおむね1ヶ月前までに、「国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」を作成し税務署へ書面で提出する必要があります。
令和3年1月から個人は振替依頼書及びダイレクト納付利用届出書をe-Taxで提出することができます。
ポイントは次の2つです
①メッセージボックスから納付できます。納付情報登録は不要です。
つまり、源泉所得税徴収高計算書のデータを送信した場合、受信通知から電子納税の手続きを進めることができます。
②所得税徴収高計算書および納付情報登録依頼の送信を利用する場合は、電子証明書は必要ありません。
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
Every day is a new day!
冬の1日を元気にお過ごしください。
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