2022.03.20.Sun | 経理・会計
現預金があれば会社はつぶれません。そのために月次資金繰り表を作成します ~ 中小企業の「決算書」の読み方[48]
「経理・会計」の記事です。
今回は
入ってくるお金と出ていくお金のやりくりの道筋をつけるために資金繰り表を作成します
を紹介します。
資金繰りを誤らないためには、資金繰り表の作成が有効です
たとえば、資金繰り表とは次のようなものです。
(出所:日本政策金融公庫HP 各種書式 資金繰り表)
次のような書式もあります
同じ目的で作成しますので、書式は大きく変わりません。
(出所:資金繰りとキャッシュフロー 税理士:松田修)
ちなみに、次のような手順で作成していきます(月次単位で記載します)
① 予定する売上高が基礎になります。前年の同月の売上高と比較して記載します。
② 最初に期首の現預金の残高を記載します。
③ 売掛金の回収は、①の予測した売上に対する回収金額を記載していきます。
④ 経費については、実績の金額を基礎に仕入額や人件費を予測して記載します。
⑤ 設備投資の支出予定、売却予定などがあれば忘れず記載します。
⑥ 借入金の返済予定表から借入予定金額、支払予定金額を記載します。
何回も作り直します。
また、借入の際にいくら借り入れる必要があるのかをシミュレーションします。
その際に、この資金繰り表が必要になります。
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。
(ピーター F.ドラッカー)
春の1日、元気にお過ごしくださいね。
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