流動資産と流動負債の比率(流動比率)で資金繰りを確認します ~ 中小企業の「決算書」の読み方[7]
経営者にとって必要な“会計”を紹介していきます。
今回は
流動資産と流動負債の比率(流動比率)で資金繰りを確認します
を紹介します。
会社の支払能力をあらわす「流動比率」で、資金繰りをチェックします
流動比率とは
流動資産 ÷ 流動負債 × 100 = 流動比率(%)
短期的な支払能力をあらわします。150%以上が健全です。
この比率が100%未満であれば資金不足で、資金繰りにこまる可能性があります。
1年以内に現金化できる流動資産と、1年以内に支払うべき流動負債と比較して、支払能力をあらわすわけです。
つまり、流動比率が100を超えない場合は、1年以内にもらうお金よりも1年以内に支払うお金のほうか多いという状況です。資金繰りにこまるわけです。
貸借対照表を箱図にして、流動資産と流動負債を考えると次のようになります
たとえば、具体的に流動比率を考えれば次のようになります
流動比率=流動資産 ÷ 流動負債
= 25,000/10,000(250%)
<参考>
流動資産・流動負債とは
→ 貸借対照表の見方~お金の動かしやすいものから、上から順にならびます
中小企業の「決算書」の読み方では、中小企業の経営者が自社の決算書の見方を理解して、それを経営に活かせる考え方を紹介していきます。
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