電子申告でははじめてのこと。たとえば、eLTAXでの「代理人属性」やe-Taxでの法人番号のない人格のない社団の電子申告 ~ こう考えています
今回は
電子申告をおこなうとき、いつも同じ操作で!とは限りません
を紹介します。
先日、新規のお客様の法人の確定申告する際にeLTAXを使って操作していた際
次のような「代理人属性」という聞き慣れない言葉がでてきました。
(e-Taxでは出てきてない言葉と思いますが?)
eLTAXのHPで調べましたが理解できません。次にeLTAXのサポートに電話で問い合わせしました。しかし、いまひとつ理解できません。
税務ソフトはJDLを使用しています。メールでソフト会社に次のように問い合わせをしました
1 「納税者の提出先や申告税目を追加するには(地方税)電子申告システム」の「QA」2ページについて
2 添付画面中の「代理人属性」の意味についておしえていただけないでしょうか?
eLTAXでは代理人属性として2つ「A:自己の手続きを行う利用者」と「B:代理行為のみを行う利用者」があります。この使い分けと趣旨をおしえていただけないでしょうか?
3 通常、クライアントの税務代理で申告する場合は、「A:自己の手続きを行う利用者」で対応していると記憶しています。「B:代理行為のみを行う利用者」を選択する場合は、どういうケースでしょうか?
回答が次のようにありました
「代理人属性」は、以下のように設定します。
A:自己の手続を行なう利用者
一般の納税者、税理士・税理士法人の方で、自己の申告にもeLTAXを利用する
B:代理行為のみを行なう利用者
税務代理業務のみeLTAXを利用し、自己の申告にはeLTAXを利用しない。自己の申告にもeLTAXを利用する予定だが、現在、利用したい提出先・手続きがサービスされていない。
上記の場合に「B:代理行為のみを行う利用者」を選択するようですが基本的にそういった状況は考えにくいかと思いますので「A:自己の手続きを行う利用者」を選択することがほとんどになります。
この回答でAとBの違いはよく理解できました。しかし、Bという区分を作成した趣旨がよくわからないのです。
一方、法人番号のない「人格のない社団」の法人税の確定申告をe-Taxで電子申告しました
しかし、法人番号が未記載なのでエラーメッセージが表示され、申告できません。
e-TaxのHPには次のような記載がありました
「なお、法人番号が未通知の場合など番号の入力ができない場合は、『次へ(再送信する)』ボタンをクリックいただけば、そのまま再送信することが可能です。」
へぇ!!!(驚きました)
エラーメッセージは無視して、法人番号なしで再送信すればよいと。
結局、再送信により電子申告できました。ちなみに、eLTAXでは法人番号なしでも1回の送信で電子申告は可能でした。
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。」
(ピーター F.ドラッカー)
春の1日、元気にお過ごしくださいね!
[編集後記]
木曜日の「法人税」はお休みしました。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日~水曜日は「消費税」
・金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税」または「確定申告などの所得税」
免責
ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。