「デジタル化が社会に与える影響について」レクチャーは、大変参考になりました ~ こう考えています
今回は
デジタル革命の先にある新しい社会(宮田裕章氏)、デジタルへの向き合い方(森川博之氏)、IT・AIの進化と地方再生(松尾豊氏)
の話を紹介します。
3人の次のお話を聞きました
① デジタル革命の先にある新しい社会(宮田裕章氏)
② デジタルへの向き合い方(森川博之氏)
③ IT・AIの進化と地方再生(松尾豊氏)
4月4日に第8回目の政府税制調査会のWEB会議が実施されています。
テーマ「デジタル化が社会に与える影響」を演題として、同会が外部有識者3人からヒアリングを行ったものです。
内容は示唆に富んでいます。なるほどと思った事項を再録します。
① デジタル革命の先にある新しい社会(宮田裕章氏)
デジタルをどう利用するか?で未来モデルをつくる必要がある。現在は多様性に配慮した産業社会の転換点に位置する。人権や環境などがお金と同価になる。つまり、ポスト資本主義の可能性は“データで共有する貨幣以外の価値”にある。
たとえば
デジタル庁で進められている次のような「こどもデータベース」も一例
(出所:宮田裕章氏資料24頁)
② デジタルへの向き合い方(森川博之氏)
産業は変わる。しかし将来はわからない。試行錯誤で走りながら考える必要がある。
ただし、失敗したとき、その際のリスクを誰がとるのか決めておくこと。
一方、多様性は気づきにつながり、そうした中からイノベーションが生まれると。
(出所:森川博之氏資料16頁)
③ 「IT・AIの進化と地方再生(松尾豊氏)」
高専生には次のような可能性がある。
DL(ディープラーニング)を学んだ人がハードウェアを学ぶのは時間がかかる。一方で、ハードウェアを学んだ人がDLを学ぶのは早い。高専は、電気・機械の技術を実践的に効率的に身につける教育制度。高専生がDLを身につければ、機械・電気・DLという三種の神器が揃った20歳そこそこの人材がいきなり誕生する。
世界的に見ても非常に貴重な人材。
日本の戦略としては、次のような組み合わせが効果的ではないかと。
(出所:松尾豊氏資料22頁)
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
Every day is a new day!
春の1日を朗らかにお過ごしくださいね。
[編集後記]
火曜日の「消費税」はお休みしました。
今日の午後は、摂津市の税務相談に。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「創業者のクラウド会計」
・火曜日は「消費税」
・水曜日は「個人の税金」
・木曜日と金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税」
・土曜日は「創業者のクラウド会計」
・日曜日は「経理・会計」
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