租税教室を実施してきました~関西大学第一中学校の3年生の皆さんありがとうございました!
近畿税理士会吹田支部から派遣され、先日、吹田市内にある関西大学第一中学校の社会科とキャリア教育の一環として、租税教室を開催しました。
税理士の専門性を活かした社会貢献活動(プロボノ)です。
場所は、同中学キャンパスの親和館2階
時間は、10:30~11:30(約1時間)
中学3年生の生徒さん230名に参加していただきました。
(生徒と先生の皆様ありがとうございました!)
事前に中3学年 社会科担当の小西宏子先生と打ち合わせしました。
小西先生からは税金の種類、その使い途や問題点と、できればキャリア教育として税理士の仕事や資格、やりがい等生徒の職業選択の幅が広がるような内容を加えてくださいというオファーがありました。
先生からは、公民の教科書と副読本から該当する部分のコピーを事前にいただき、学校で税金についてどういうことを学習されているのかを予習しました。
テキスト読了後は先生に次のことを依頼しておりました
税金を納める意味や税金の種類、税金の使い方と国の借金などは租税教室で紹介することとして、私から「生徒さんに、テキストの『政府が果たす経済的な役割』の部分を事前に読むよう依頼してください」と先生にお伝えしていました。
(その箇所は2学期の授業で行う部分だそうです)。
夏休み前の忙しい時期にもかかわらず、私の租税教室の前に、先生は社会科の授業でその箇所を説明していただいたとのこと。
私は感激しつつ租税教室を行いました。
租税教室の内容は
最初の15分ほどは、国税庁が作成した「ご案内します。アナザワールドへ」というDVDを見ていただきました。税金がなくなった日本社会を描いたアニメです。かなり脅しが入った過激な内容ですが、大変よくできています。生徒さんに興味を持って見ていただきました。
その後、パワーポイントを使いながら
・税金の種類と仕組み(公平に集める、公平に使う、民主主義)
・財政の役割
・税理士の仕事
などを説明しました。
その後の質疑応答ではたくさんの生徒さんから真摯な質問をいただきました。職業に関する次のような質問です。
・税理士は儲かりますか?
・税理士になるにはどうしたよいですか?
・税理士になるには、どの学部を選択したらよいのですか?
・税理士の試験はどんな内容で、合格率は何パーセントですか?
・どういう会社と一緒に仕事するのですか?
などなど
質問は私に初心を思い起こさせるもので、新鮮でした。
拙い内容にもかかわらず、230名の中学3年生に傾聴していただきました。
礼儀正しく、朗らかな生徒さんに感謝しています。税理士としてさらにパワーアップしようと自覚を新たにした1時間です。
関西大学第一中学校の3年生の皆さんと先生。ありがとうございました。
前週の日曜日に、23日(日)には「介護事業指針」に示されている「経営力向上において実施すべき事項」を紹介したいと予告しました。申し訳ありませんが、来週の日曜日に掲載します。
日曜のランダムな内容の記事は次のとおり。
・「大阪の健康寿命は短い。男69歳(ワースト4)、女72歳(ワースト3)~『大阪の健康寿命をのばす!』」はこちら(7/9)
・「介護事業の次代を一緒に創る-私のミッション-」はこちら(7/2)
・「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える」のはこちら(6/18)
月・水・金は次のとおり税務の記事を
月曜日は「マイホームの税金の手引き」
水曜日は「会社設立後に必要な手続きと必要な書類」
金曜日は「いざそのときに慌てないために相続税や相続に関する知識」
火・木・土曜日は、介護事業についての記事のうち、介護保険法の改正にかかわる記事を紹介しております。
<参考> 税理士会の租税教育への取り組み
日本税理士会連合会では、税理士法に基づき、「租税に関する教育その他知識の普及及び啓発のための活動(「租税教育等」)に関し必要な施策を行うこと」を日税連の事業の一つとして会則に定め、租税教育等事業に取り組んでいます。
租税教育等事業の目的は、租税教育を通じて租税に関する意義や役割、機能、仕組み等の租税制度を知ることで、申告納税制度の理念や納税者の権利及び義務を理解し、社会の構成員としての正しい判断力と健全な納税者意識を育むことにあります。
小・中学生や高校生、さらに大学生や社会人までを対象として、税理士による租税教室を全国で行っています。