令和2年度第3次補正案「ものづくり補助金新特別枠(低感染リスク型ビジネス枠)」について ~ 法人節税策の基礎知識[76]
中小企業生産性革命推進事業の特別枠の改編が発表されています。
今回は
そのうち、令和2年度第3次補正予算案ものづくり補助金「新特別枠(低感染リスク型ビジネス枠)」
を紹介します。
具体的には
現下およびポストコロナの状況に対応したビジネスモデルへの転換に向けた中小企業の取組を支援するため、令和2年度一次・二次補正で措置した特別枠を新特別枠(低感染リスク型ビジネス枠)に改編するということです。
現行の特別枠は令和2年12月で募集終了します。
新特別枠(低感染リスク型ビジネス枠)のポイントは次の2つです。
(出所:「令和2年度第3次補正予算案の事業概要 経産省 令和2年12月」)
補助率が2/3
通常枠とちがい、新特別枠では中小企業・小規模事業者を問わず、補助率は2/3です。
対象となる事業要件は次のとおりです
①対人接触機会の減少に図る事業であること
②製品開発、サービス開発、生産プロセスの改善に必要な設備投資、システム構築など
の取組みであること
補助金制度の成果目標は次のとおりです
・事業者全体の付加価値額を年率平均3%以上増加
・給与支給総額を年率平均1.5%以上増加
これらが、事業者が事業計画で策定する目標となります。
現時点では、2021年2月に通常枠の公募締切(第5次)が予定されています。
(出所:ものづくり補助金総合サイト「公募スケジュールについて」)
一方、特別枠も同時に公募される可能性があるかもしれないそうです。
<参考>
→ ものづくり補助金の事業計画のうち必要となる付加価値額要件・賃上げ要件について
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