コンビニのポイント還元即時充当の取引の記帳方法について ~ 消費税㉓
水曜日は消費税の記事を掲載します。
キャッシュレス決済ポイント還元が始まっています。コンビニでは、即時充当によりお客さんにポイント還元しています。
私もよく利用しています。
コンビニが採用している「即時充当」とは、購入時に付与されるポイントが、その購入時の支払金額に即時充当される仕組みです。
仕入れ税額控除の対象となる取引になります。その際の記帳を
紹介します
10%の商品A(税込価格110円)と8%の商品(税込価格54円)をコンビニで購入した場合に、領収書は次のとおりです。
購入先がコンビニのフランチャイズ店だとすると、2%のポイントが購入時に即時充当されます。
これを仕訳であらわすと
①充当されるポイントを雑収入(不課税)として計上する方法(総額方式)では
次のとおりです。
②支払った金額のみ計上する方法(純額方式)では
次のとおりです。
どちらにしても複合仕訳になります。
また、②の純額仕訳で記帳するには、支払った金額を按分して10%対象分と8%対象分に区分する方法になりますが、金額を算出するのに大変です。
もっと効率的な記帳の仕訳があれば……と考えています。
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
Every day is a new day!
秋の1日を元気にお過ごしください。
【編集後記】
私事です。
2017年2月24日にブログを始めました。
毎日続けて、今日が1,000日(記事)になります。
拙い内容ですが、読んでいただける方が徐々に増えてきました。
今後もお役に立つような記事を書いていきます。
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消費税
① 持ち帰りと店内飲食を、税込みで同じ価格にする方法があります
② 国内で行う商品の発送、内国法人は輸出免税の適用を受けることができません
④ 消費税アップ後、消費税負担が下がり増税後の方が得になります
⑤ どう選択するか?「軽減税率対策補助金」と「キャッシュレス・消費者還元事業」
⑥ 軽減税率導入に伴う、飲食料品を取扱う「卸売業者」や「小売業者」のキホン
⑦ 税抜き/税込み、どちらの表示が正しいの?わかりづらい外税表示と総額表示
⑨ 来年の確定申告時には消費税率8%から10%の差額に対応する消費税額が増加します
⑩ 国外事業者に支払うインターネット宿泊予約サイトへの掲載手数料の取扱い
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⑫ テイクアウトできる飲食店の価格表示?税込価格を異なるようにする場合
⑬ 有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などの食事の提供は課税です
⑭ 有料老人ホームなどで提供される食事が軽減税率(8%)となる場合のルール
⑮ 有料老人ホームなどで提供される食事が、軽減税率(8%)とされる理由
⑯ 有料老人ホームなどで提供される食事が、軽減税率(8%)となるための金額ルール
⑰ 老人ホームの食事に厨房管理費と食材費がある場合の軽減税率の考え方
⑱ 「簡易課税」とは。簡易課税の選択を検討することをおすすめします
⑲ 「原則課税」または「簡易課税」の選択。その有利・不利の判定の仕方
㉑ お店が8%と10%の商品を購入した際、税込経理でも区分経理が必要です
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計」
・火曜日は「平成31年度介護報酬改定の重要事項」
・水曜日は「消費税」
・木曜日は「法人節税策の基礎知識」
・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」
・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」
・日曜日はテーマ決めずに書いています。
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