個人事業主がクレジットカード払いで商品を売り上げたときの経理処理 ~ 経理のキホン⑥
クレジット払いで商品を売り上げたときの経理処理についてご質問をいただきました
商品を販売する方の場合を考えます。
事例で考えます。
商品100円をクレジット払いの条件で販売した。なお、クレジット会社への手数料は販売代金の2%です
販売日:9月9日、入金日10月15日
処理方法は2つあります。
A:クレジット会社への決済手数料を販売日に経費計上する処理
■販売日:9月9日
■入金日10月15日
B:クレジット会社への決済手数料を入金日に経費計上する処理
■販売日:9月9日
■入金日10月15日
どちらでも問題はありません。処理がしやすい方法を選択していただければ、よいと思います。
しかし、AまたはB、どちらを選択しても注意したい点が2つあります。
売掛金に補助科目を設定します
売掛金に補助科目として「クレジットカード」を作成します。また、他に複数の入金経路で売掛金が発生するようであれば、それらの補助科目を作成して活用すれば、消し込みや売掛金の残高確認がスムーズにできます。
支払手数料には、消費税が非課税のものと消費税が課税されるものとがあります。明細を確認してくださいね
VISAなどのクレジットカード会社の加盟店手数料は、利息のようなものなので消費税は非課税です。
一方、三菱UFJニコスなどクレジットカード代行会社の手数料の中には、事務手数料などが含まれている場合、それには消費税がかかっています。
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経理のキホン
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