「給与支払の登録」頻度の高い会計処理です。手動で複数行の取引を登録します。~ クラウド会計freee㉞
月曜日は「創業者のクラウド会計」です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
前回に引き続き、複合仕訳の記帳を紹介します。
複合仕訳とは、ひとつの取引に対して複数の勘定科目が発生する場合の会計処理のことです。
今回は
手動で複合仕訳(たとえば給料の支払)を登録します
を紹介します
頻度の高い会計処理です。
まず、手動で「取引を登録」する場合は、「詳細登録」ボタンから登録します。
この際のポイントは、「行」、「控除行」を追加するという作業がポイントになります
たとえば
従業員に支給する給与の内訳が確定した締日11月30日の登録を例にしますと
内訳明細
■支給額
給 料:300,000円
通勤費: 12,000円
■控除額
所得税: 5,000円
住民税: 20,000円
社会保険:25,000円
雇用保険:1,500円
■差引支給額
260,500円
①「取引」→「取引の一覧・登録」を開き、「詳細登録」ボタンを選択します。
②「行を追加」 → プラス金額の場合、「控除・マイナス行を追加」 → マイナス金額の場合、というボタンから入力行を追加して取引内容を入力します。
③こうして登録しますと、次のように仕訳帳に記帳されていることがわかります。
仕訳帳は「レポート」から確認します。
「詳細登録」では、次の作業ができます
■「取引テンプレート」(取引のひな型)を作成して、詳細登録で利用することができます。
■消費税の税区分を登録することができます。
消費税の税区分とは、「課税取引」、「非課税取引」、「不課税取引」のことです。
■消費税を税抜経理にしている場合には
端数処理を、「切り捨て」、「切り上げ」、「四捨五入」から選択することができます。
(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)
Every day is a new day!
夏の1日を元気にお過ごしください。
【編集後記】
朝、父母の墓参りに行きました。さすがにたくさんの方がおられました。
その後、このブログを書いています。
土曜日・日曜日の2日間で、たまった弊所分の記帳をするとともに、2か月分のたまった「週刊税務通信」をチェックしていました。
このブログ掲載後はOFFの予定です。
次の本を読みます。楽しみにしています。
「帰郷」:浅田次郎
「ひとり社長の経理の基本」:税理士 井ノ上陽一
「その節税が会社を殺す」:税理士 松波竜太
皆さまも良い祝日を!
クラウド会計freee
① 最初は違和感があります。「口座」「明細」「取引」などfreeeに出てくる用語
② 未決済と決済完了。未決済の取引の登録は自動で経理が使えません
③ freeeには補助科目がありません。代わりに「メモタグ」などの機能を利用します
④ 新設の法人が会計freeeを最初に利用する場合の初期設定
⑦ 開始残高に売掛金など債権債務がある場合とその後の振替処理
⑧ 現金取引の処理方法。CSVで利用明細を用意して取り込みます
⑫ 「取引」を3つに区分します。「収入取引」「支出取引」「口座振替」
⑭ 銀行口座・クレジットカードを同期する際に注意したい3つのポイント
⑮ クレジットカードの利用明細を取り込む際のチェックポイント
⑱ 手動で銀行やカードの明細を取り込みます「明細アップロード」
⑲ freeeに登録した銀行口座などの同期がうまくできない場合
㉖ Square(スクエア) 売上データを取り込む場合【具体例】
㉘ 領収書などの紙のデータをファイルボックスに取り込み、取引登録できます
㉙ 領収書をファイルボックスに取り込んだ後、原本の保管はどうしますか?
㉚ レシートをファイルボックスに取り込んだあと、取引登録をします
㉛ 給与と役員報酬の支払の記帳は、取引テンプレートを活用します
創業者のクラウド会計
② 創業者は必ず、65万円の青色申告特別控除を受けましょう。
③ クラウド会計で経理を楽に!「すぐに」「簡単に」と思わないほうがいいです。
④ 口座を自動連携させても最後に残るのは現金。手書きの現金出納帳はやめましょう。
⑤ 自宅兼事務所の家賃など、支出にプライベート用と事業用の双方が混ざっています。
⑥ 領収書や請求書をもとに手動で取引を登録せざるを得ない場合があります
⑦ スマホで現金で支払った領収書を撮影。freeeのファイルボックスを使って記帳
⑧ 「freee」使わなくなった銀行口座・サービスの連携を解除するには?
⑭ 銀行口座の不一致の原因、取引を二重に登録していませんか?
⑳ 記帳をラクにするために、ぜひ事業用のクレジットカードを持ちましょう!
㉑ プライベート兼用のクレジットカードからプライベートの支出を行った場合
事業計画(創業計画書)の立て方
③ 事業内容の確認とは、ビジネスモデルのグランドデザインを行うこと。事業継続後、何度でも見直します。
④ 販売・仕入・資金計画、このうち販売計画は経営戦略の最重要項目です。
開業前に知っておきたい創業融資の知識創業時の資金調達は、次のとおりです。
③ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 新規開業資金とは。
④ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 女性・若者・シニア起業家支援資金とは。
⑤ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 中小企業経営力強化資金とは。
事業開始前に知っておきたい経理と消費税の基礎知識は、次のとおりです。
⑤ 確定申告書を作成、場合によっては税理士への依頼を考える。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計」
・火曜日は「平成31年度介護報酬改定の重要事項」
・水曜日は「消費税」
・木曜日は「法人節税策の基礎知識」
・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」
・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」
・日曜日はテーマをきめていません
免責
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