「freee会計」インボイス開始により「明細の一覧」「振替伝票」「会計帳簿」が変更になっています ~ インボイス制度 消費税[509]
消費税の記事を掲載します。
「明細の一覧」「振替伝票」「会計帳簿」画面の重要な変更点について
を紹介します。
1 「明細の一覧」の変更点について
明細の一覧画面から取引登録を行う際に、入力項目の「適格請求書等」欄が追加されています。
「適格請求書発行事業者に該当する」にチェックが入った取引先を設定すると、「適格請求書等」の[該当する]に自動的にチェックが入ります。
「適格請求書等」について
(1) 一般課税事業者の場合、適格請求書発行事業者から仕入れ等を行った場合は[該当する]にチェックを入れます。
(2) 適格請求書発行事業者以外から仕入れ等を行った場合は[該当する]のチェックを外し、経過措置期間用の税区分を選択します。
(3) 経過措置期間用の税区分は、税区分の設定で「買い手側対応機能」を「使用する」に設定している場合に表示されます
2 「振替伝票」の変更点について
一般課税事業者は、取引先がインボイス発行事業者であるかを確認のうえ、必要に応じて経過措置期間用の税区分を使用して仕訳の登録をします。
「買い手側対応機能」を「使用する」に設定しており、かつ発生日が2023年10月1日以降の場合、税区分の項目において「課対仕入(控80)10%」などの経過措置期間用の税区分を選択します。
3 仕訳帳など「会計帳簿」の変更点について
取引や振替伝票などで添付したファイルに発行元が入力されている場合、仕訳帳や総勘定元帳の該当行に発行元が表示されます。
発行元は、OCRがインボイス発行事業者の登録番号を読み取った場合に自動的に補完されます。
(出所:freeeヘルプセンター「freee会計におけるインボイス制度に対応した機能一覧」)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。」
(ピーター F.ドラッカー)
冬の1日、元気にお過ごしくださいね。
[編集後記]
始まったインボイスにより、freee会計では変更が多々あります。
変更された機能を理解した上で、しばらくの間は、慎重に取引登録をされることをおすすめします。
トップ画像は舞鶴にある「金剛院」です。
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