「freee会計」インボイス開始10/1~により変更になった「税区分の設定」など。重要な事項について ~ インボイス制度 消費税[506]
消費税の記事を掲載します。
「税区分の設定」「取引の一覧・登録」「自動で経理」で重要な変更があります
を紹介します。
1 「税区分の設定」の変更点について
一般の課税事業者は「税区分の設定」を追加する必要があります。
「税区分の設定」とは(経過措置期間用の税区分が追加されています)
インボイス導入から6年間はインボイス発行事業者以外から仕入れを行った場合でも、部分的に消費税の仕入税額控除が受けられる経過措置期間が設けられています。
すなわち、この経過措置に対応するため、「課対仕入(控80)10%」などの経過措置期間用の税区分が追加されています。
<参考>
→ インボイスの経過措置による消費税の記帳パターンの増加について!3倍に増えます?
これらの税区分を使用する場合(一般の課税事業者のケース)
freee会計の[設定]メニュー →[税区分の設定]から、「買い手側対応機能」を「使用する」に設定する必要があります。
また、「適格チェックボックスと税区分」の設定を併せて行う必要があります。
<参考>
→ 一般の課税事業者がfreee会計でインボイス関連制度の設定を行う場合
2 「取引の一覧・登録」での変更点
「買い手側対応機能」を「使用する」に設定した場合
(1) 2023年10月1日以降の取引は「適格請求書等」と「適格」チェックボックスが表示されます。
次のようなイメージです。
(2)取引登録画面で「適格請求書発行事業者に該当する」にチェックが入った取引先を設定すると、「適格請求書等」の[該当する]や[適格]に自動的にチェックが入ります。
次のようなイメージです。
一方
「適格請求書発行事業者に該当する」にチェックが入っていない取引先を設定した場合は「適格請求書等」の[該当する]にチェックは入りません。
3 「自動で経理」の変更点について
自動で経理画面から取引登録を行う場合、[適格]チェックボックスが表示されます。
次のようなイメージです。
[適格]チェックボックスは買い手側対応機能を「使用する」に設定している場合のみ表示されます。
<参考>
→ 課税事業者が免税事業者などから仕入れを行った場合、取引発生日に応じて使用する税区分を使い分けて取引登録を行います。
(出所:「freee会計におけるインボイス制度に対応した機能一覧」)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。」
(ピーター F.ドラッカー)
冬の1日、元気にお過ごしくださいね。
[編集後記]
10/1からのインボイスにより、freee会計では変更が多々あります。
変更された機能を理解した上で、しばらくの間は、慎重に取引登録をされることをおすすめします。
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また、読者が理解しやすいように厳密ではない解説をしている部分があります。
本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。