2022.04.30.Sat | 経理・会計
「売掛金の借方は売上の発生にしか使わない」というルールを使えばわかりやすくなります~ 中小企業の「決算書」の読み方[53]
「経理・会計」の記事です。
今回は
「売掛金の借方は売上の発生しか使わない」というルールを採用すれば、売上高がわかりやくなります
を紹介します。
売掛金についての簿記の仕訳ルールは次のとおりです
1 掛けで10万円売り上げたときの仕訳
2 売り上げた商品(1万円)が返品されたときの仕訳
こうしたルールでは、次のように売掛金勘定から借方から貸方を差し引きしないと売上高がわかりません。
仕訳ルールを無視して、たとえば次のような仕訳をします
1 掛けで10万円売り上げたときの仕訳(ルールどおり)
2 売り上げた商品(1万円)が返品されたときの仕訳
こうしたマイナス仕訳をすることで売掛金の借方をみるだけで発生した売上高がわかります。
つまり
マイナス仕訳を使うことにより
売掛金の借方は売上の発生にしか使わず、貸方は入金のときにしか使わないというルールにより売掛金勘定から売上高を把握する方法があります。
<参考>
→ ルールを無視した「マイナス仕訳」の方が分かりやすい場合があります ~ 中小企業の「決算書」の読み方[51]
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。
(ピーター F.ドラッカー)
春の1日、元気にお過ごしくださいね。
[編集後記]
トップ画像はボストンテリアのアルくんです。
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