2022.04.17.Sun | 経理・会計
ルールを無視した「マイナス仕訳」の方が分かりやすい場合があります ~ 中小企業の「決算書」の読み方[51]
「経理・会計」の記事です。
今回は
修正仕訳では「逆(反対)仕訳」よりも「マイナス仕訳」が分かりやすい
を紹介します。
日々の記帳(登録)の際には、どうしても、正しい修正仕訳を行うという感覚で仕訳を作成して記帳(登録)してしまいます。
しかし、その記帳(登録)がわかりやすいか?という視点で考えるとその取引をさかのぼって検証するとき、逆効果を招いてしまうことがあります。
たとえば
月次処理では誤って備品として減価償却していたが、資産は機械であったと決算整理の際に判明した場合
1 月次処理でしていた間違った仕訳
2 本来は月次処理でする正しい仕訳
期末の決算整理の修正仕訳の方法は次の2つです
■ 本来の簿記の仕訳ルールの修正仕訳である反対仕訳で処理した場合
■ 簿記の仕訳ルールを無視して、マイナス仕訳で修正仕訳した場合
仕訳ルールを無視して、マイナス仕訳で修正仕訳した場合の方が、直感的に分かりやすいです。
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。
(ピーター F.ドラッカー)
春の1日、元気にお過ごしくださいね。
[編集後記]
画像は
1年ぶりでしょうか?
吹田の路地裏Trattoria Chiccoに伺った際の画像です。
ごちそうさまでした!
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投稿タグ中小企業「決算書」の読み方入門