2022.04.03.Sun | 経理・会計
目的に応じた資金繰り表を作成します ~ 中小企業の「決算書」の読み方[49]
「経理・会計」の記事です。
今回は
時間をかけて作り込んでも資金繰り表の売上数値はあくまでも予測です
を紹介します。
資金繰りを誤らないために資金繰り表の作成は欠かせません。
その資金繰り表を作成するためには、その前に売上予測や仕入れなどの経費予測を数字に落とし込んだ事業計画書(6月分ぐらい)を作成する場合があります。
次のようなイメージです
また、事業計画書で販売費及び一般管理費の内訳まで作成しているケースもあります
次のようなイメージです。
詳細に作られた事業計画書からは、次のような詳細な資金繰り表が作成できます
(出所:「資金繰りとキャッシュフロ-」、著者 税理士松田修)
しかし、手元の資金繰りが心配な場合は
詳細な資金繰り表を作成するより、次のような簡便な資金繰り表を作成する方が効果的です
(出所:日本政策金融公庫 資金繰り表 簡易版)
時間をかけて作り込んでも資金繰り表の売上数値はあくまでも予測です。
ただし、資金の借入や新規の高額な投資の際には、詳細な予測が必要です。
ケースバイケースで、目的を踏まえて、資金繰り表を作成することが必要だと考えています。
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。
(ピーター F.ドラッカー)
春の1日、元気にお過ごしくださいね。
[編集後記]
トップの画像は、佐藤芳直氏の人財化セミナ(大阪3/18)。
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