取引から入力できない仕訳があります。そうした場合は振替伝票を利用します ~ クラウド会計freee[217]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
今回は
日常は取引形式から入力します。ふだんは仕訳形式の振替伝票を使いことはありませんが、決算整理には振替伝票を使用します
を紹介します。
つまり、取引形式では相手勘定が固定されるため、決算時に決算整理仕訳や取引形式で入力できない仕訳は振替伝票を用いて記帳します。
振替伝票の用途について
基本的な仕訳は「取引」「口座振替」の形式で記帳を行います。「取引」「口座振替」などの会計データは、自動で仕訳形式に変換されて保存されています。
しかし、次のような決算整理や複合仕訳などの際に仕訳形式で記帳する必要があります
① 修正仕訳の入力
② 決算整理仕訳の入力
③ 貸方と借方に別々の取引先を入れたい場合
④ 資産の売却時の仕訳
⑤ 資産の評価下げの仕訳
⑥ 借入による資産の購入
⑦流動項目・固定項目の振替
⑧ 未払法人税等、未払消費税等計上の決算整理仕訳
⑨ 他社製品からの乗換
振替伝票の作成方法について
1 「決算申告」メニューの「振替伝票」をクリックします
2 振替伝票の作成画面が表示されます。仕訳を入力します
3 入力内容で注意したい事項は次のとおりです
■ 日常仕訳または決算整理仕訳を選択します。その際には発生日に注意します。
■ 金額欄は税込の金額を入力します。金額を確定(エンターキーを押下)すると相手方に金額がコピーされます。
4 作成した振替伝票は、振替伝票の一覧から確認できます。「レポート」→「仕訳帳」からも仕訳形式で確認できます
金額欄に入力した金額を「税込金額」として、消費税額は自動的に算出されます。
一方、税額欄を使用せず、仮受消費税・仮払消費税を直接入力することができます。次の入力で税込み入力と同じ結果となります。
(出所:freee会計活用ガイドブック2021年9月版)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」
(ピーター F.ドラッカー)
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