井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

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2021.12.16.Thu | 経理・会計

固定資産と自己資本とを比較する。自己資本対固定資産比率とは ~ 中小企業の「決算書」の読み方[37]



「経理・会計」の記事です。



今回は




固定資産と自己資本とを比較する。自己資本対固定資産比率とは




を紹介します。




自己資本対固定資産比率とは


会社で長期に渡って使用する固定資産(土地、建物、機械装置など)への投資が、借入金でなく、どの程度返済の必要のない自己資本(純資産)でまかなわれているかをみる指標です。




次のような算式です







たとえばQ㈱の貸借対照表が次のようなものであれば







Q㈱の自己資本対固定資産比率は

16千万/8千万円×100%=200%です。




自己資本対固定資産比率の目安は次のとおりです




(出所:「資金繰りとキャッシュフロー」著:松田修)





自己資本対固定資産比率は自己資本(純資産)の大きくすれば指標は低くなります


固定資産 < 自己資本(純資産)を目標とするわけです。

つまり、純資産を構成する資本金や内部留保(利益剰余金)を増やせば、純資産は増加します。

返済不要の自己資本を増加するために、利益を出し内部留保を確保する必要があります。



「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」

(ピーター F.ドラッカー)

冬の1日、元気にお過ごしくださいね。





【編集後記】

トップ画像は樅山奈実さんの「+R」から。(ご本人の承諾を得ています)




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