freeeの初期設定では口座登録の後「開始残高の登録」を行います~ クラウド会計freee[202]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
freeeの初期設定では、口座登録の後「開始残高の登録」を行います
を紹介します。
口座登録とは
<参考>
→ 会社設立後freeeを使用する際に、初期設定として事前に口座の登録が必要です
開始残高の登録とは
当期の期首日時点での資産、負債、純資産の残高のことです。
事業で使用する口座の登録後、開始残高の設定をします。
開始残高の設定の手順について
1 「設定」→「開始残高の設定」
2 次のように事業の状況にあわせて、3つの方法のうちから開始残高の設定を選択します
① 新規に設立した会社 → 「開始残高を設定」
② 前期末の決算書からスタート → 「前期末の決算書を準備して開始残高を設定」
③ 他の会計ソフトから乗り換え → 「CSVで開始座高」
このうち新規設立法人の場合の開始残高の設定は次のとおりです
1 期首日時点の各口座の残高を入力します
期首時点の現金や銀行口座の残高を入力します。(借方残高です)
2 開業前の支出の金額を入力します(創立費、開業費、固定資産など)
会社の設立費用は「創立費」、開業準備費用は「開業費」として入力します。開業前に取得した機械や車両など、取得価格が10万円以上のものを入力します。(借方残高です)
3 調達した金額を入力します(貸方残高です)
① 会社設立や開業準備の費用を役員が負担した場合、「役員借入金」に入力します。
② 銀行から借入金は、「長期借入金」に入力します。
③ 資本金として払い込んだ金額は「資本金」に入力します。
4 クレジットカードで支払った開業前の支出がある場合、未払いである累計額を クレジットカード口座 (未払金)として入力します。(貸方残高です)
開始残高の入力は、新規の会社であれば、会社設立後一度切りです。その分慣れない箇所があると思います。慎重に登録することが必要です。
(出所:freee会計活用ガイドブック2021年9月版)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する」
(ピーター F.ドラッカー)
冬の1日を元気にお過ごしくださいね。
[編集後記]
久しぶりに京都市内の西陣近辺に出張しました。
途中、上京区役所前に。
トップ画像は、町家ぽい上京区役所の庁舎の画像です。
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