記帳を効率化するためには、銀行口座とクレジットカードは事業用とプライベートで分けることが一番です ~ クラウド会計freee[142]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
記帳をカンタンにするため、銀行口座・クレジットカードはプライベートと事業用で分けることが一番です。共用は記帳が大変です
を紹介します。
しかし、銀行口座・クレジットカードについてプライベートと事業用の利用が混ざってしまうことがあります。
そうしたケースの際の記帳ルールは次のとおりです。
個人事業主の事業・プライベート兼用の銀行口座の処理がある場合
共用の銀行口座をfreeeに登録したときは
銀行口座残高 = freeeの口座残高 とします。プライベートのお金もfreeeの口座に含めることになります。
■ プライベートのお金をfreeeの口座へ入金したら「事業主借」を使います。
■ freeeの口座からプライベートへお金を移したら「事業主貸」を使います。
次のようなイメージです。
個人事業主の事業・プライベート兼用のクレジットカードがある場合
freeeに口座登録しているかどうかで、処理方法が変わってきます。
兼用のクレジットカードがあるだけて、次のような複雑な区分になります。
ややこしくなりますので、おすすめしません。
クレジットカードをfreeeに口座登録をしている場合は次の①と②のケースに区分されます。
①引き落とし先銀行の口座登録済みのケース
■ プライベートの利用は「事業主貸」勘定の支出として登録します。
■ 銀行口座からの引落しは「銀行口座」→「カード口座」の口座振替として登録します。
②引き落とし先銀行の口座登録なしのケース
■ プライベートの利用は「事業主貸」勘定の支出として登録します。
■ 銀行口座からの引落し時に「事業主借」勘定の収入取引を「カード口座」に登録します。
クレジットカードをfreeeに口座登録をしていない場合は次の③と④のケースに区分されます。
③引き落とし先銀行の口座登録済みのケース
■ 事業用のカード利用があった時のみ、プライベートの資金で事業の経費を支払ったとして登録します。
■ プライベート利用分の引落しは、銀行口座からの「事業主貸」支出として処理します。
④引き落とし先銀行の口座登録なしのケース
事業用のカード利用があった時のみ、プライベートの資金で事業の経費を支払ったとして登録します。「事業主借」を使います。
事業用・プライベートの共用のクレジットカードを利用するのであれば、
カードの口座登録も、引き落とし先銀行の口座登録もしない方がシンプルに記帳できますね。
(出所:freeeヘルプマニュアル)
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
Every day is a new day!
春の1日を元気にお過ごしください。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「創業者のクラウド会計」
・水曜日は「消費税」
・木曜日は「法人節税策の基礎知識」
・金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税」
・土曜日は「創業者のクラウド会計」または「決算書の読み方」など
・日曜日はテーマを決めずに書いています。
免責
ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。