井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

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2021.02.25.Thu | 経理・会計

自社の稼ぎ方の効率性を見るための「総資産利益率」 ~ 中小企業の「決算書」の読み方[8]



経営者にとって必要な“会計”を紹介していきます。



今回は

「総資産利益率」とは自社を投資対象として見た場合、その利回りを確認する指標です


を紹介します。



総資産利益率(Return On Assets)、略してROAとは


総資産利益率とは

当期利益 ÷ 総資産 × 100 = 総資産利益率(%)です。

総資産の利回りを見る指標です。

つまり、「すべての資産を使って、どれだけ稼いだか?」という指標です。

業種にもよりますが、総資産利益率は5%が合格ラインと言われてます。



算式を見てお分かりのとおり





分子の利益を増加させて改善するのが王道です


一方、不要な不動産を売却するなど資産を減少させる、金融機関からの借入金を返済して負債を減少させるなど、分母の総資産をスリム化して、資産効率を高める方法があります。

事業全体の収益性と効率性を見る総合的な指標です。

事業全体の利回りですので経営者の感覚で見ることができます。

一方、当期純利益、営業利益、経常利益など、分子に何の利益をもってくるかで、率が変化します。総資産に対して対応する利益は慎重に検討する必要があります。




中小企業の「決算書」の読み方では、中小企業の経営者が自社の決算書の見方を理解して、それを経営に活かせる考え方を紹介していきます。

木曜日の「法人節税策の基礎知識」はお休みしました。


変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)

Every day is a new day!

冬の1日を元気にお過ごしください。


ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。



・月曜日は「創業者のクラウド会計

・火曜日は「介護事業」または「確定申告

・水曜日は「消費税

・木曜日は「法人節税策の基礎知識

・金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税

・土曜日は「創業者のクラウド会計」または「決算書の読み方」など

・日曜日はテーマを決めずに書いています。



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