各種タグ「取引先」「品目」「部門」「メモタグ」の特徴に応じた使い分けについて ~ クラウド会計freee[112]
「創業者のクラウド会計」の記事です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
各種タグ「取引先」「品目」「部門」「メモタグ」の特徴に応じた使い分けについて
を紹介します。
freeeには多くのタグがあります。
各々の機能は相違します。いかにその機能に応じたタグを使うか?その活用を考えます。
税理士智原翔悟氏の「freee塾 タグを制する者はfreeeを制す!!」の記事が大変参考になりましたので、紹介します。
この中で「取引先」「品目」「部門」「メモタグ」などのタグの使い分けを次のように説明されています。
■「取引先」タグについて
従来の会計ソフトでの使い方 → 補助科目
使い方 → 勘定科目内訳書に反映させる残高を把握したい取引先に使用する。
使用科目例 → 売上高、売掛金、買掛金、地代家賃など
使用タグ例 → 売掛金:A社、B社…、 長期借入金:C銀行、D銀行…など
使用時のポイント → 敷金や出資金などの変動がない科目もタグで取引先を管理する。
■「品目」について
従来の会計ソフトでの使い方 → 補助科目
使い方 → 取引先に適さない補助科目
使用科目 → 預り金、租税公課、リース料、雑収入など
使用タグ例 → 預り金:源泉税、社会保険…、租税公課:印紙、自動車税…
使用時のポイント → あまり細かく取りすぎないこと、科目毎に採用するかを検討する。
■「部門」について
従来の会計ソフトでの使い方 → 部門、現場
使い方 → 部門会計、工事会計など
使用タグ例 → 小売部門、卸売部門…、E工事、F工事…など
■「メモタグ」について
従来の会計ソフトでの使い方 → 付箋など
使い方 → 翌期に繰り越さないタグ、備忘記録、プロジェクト集計で使用する。
使用タグ例 → 「決算時確認」「税理士確認」「◯◯プロジェクト」など
使用時のポイント → 取引先や品目より自由に使える。
一方、税理士竹市真由香氏の「会計freeeの摘要欄・タグを理解しよう #freee塾」の記事中の次の各種タグについての考え方が参考になります。
ご紹介します。
ポイント①
メモタグ/備考は内訳別表示ができないので、内訳別の残高管理が必要な科目は「取引先」か「品目」をつける。
ポイント②
勘定科目内訳明細書に記載する科目は「取引先」で管理する。
ポイント③
品目は、細かくとりすぎず「ざっくり」つける。
ポイント④ メモタグの活用
取引先や品目は一行に対し一つまでしか付与できないのに対し、メモタグは無制限に付与することができる。したがって次のようなケースに使用する。
・案件・プロジェクトごとの原価管理・損益分析に
・付箋代わり・備忘録に
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
Every day is a new day!
秋の1日を元気にお過ごしください。
[編集後記]
画像は散歩中の「とら」ちゃん(フレンチブルドック?)です。
映画「パターソン」に出てくる主人公の愛犬「マーヴィン」(イングリッシュブルドック?)を思い出します。
創業者には、事業を着実に成長させるために、決算書の会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。次のようなサービスを提供しています。
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