「令和3年分給与所得者の扶養控除等申告書」の寡婦・ひとり親のチェック欄の考え方[年末調整]
今日は年末調整に使用する申告書の記事を。
今回は
「令和3年分給与所得者の扶養控除等申告書」の寡婦・ひとり親のチェック欄の考え方について
を紹介します。
この欄を記載するあたっては
「現在婚姻していない人、配偶者の生死があきらかでない人」が、ひとり親または寡婦にあたるかを確認します。
男性または女性の性別によって受けられる控除の範囲が相違します。
■ 男性の場合は、ひとり親控除のみを確認します。
■ 女性の場合は、ひとり親控除を確認します。該当しない場合は、次に寡婦控除を確認します。
次の要件に該当する場合は、ひとり親に該当します
「□ひとり親」のチェック欄に✔をつけます。
① 給与収入6,777,778円(所得金額500万円)以下です。
② 家族の中に子供(総所得金額額48万円以下)がいます。(言い換えれば、この申告書に扶養親族として子供(年齢問わず)の記載がある場合です。)
③ 事実上の婚姻関係※にある人がいません。
※ 住民票の続柄欄に、事実婚(内縁)であることを表す「妻または夫(未届)」などと記載されている場合をいいます。
次に、寡婦に該当するかどうかを確認します
ひとり親控除の①および③の両方に該当する女性は、次の要件をチェックします。
(言い換えれば、所得金額500万円以下で扶養する子供がいない女性の場合です)
① 夫と離別した後、婚姻をしていない人で子供以外の扶養親族がいます。
② 夫と死別した後、婚姻をしていない人または夫の生死があきらかでない。
①または②のどちらかに該当した場合は、「□寡婦」のチェック欄に✔をつけます。
チェックする欄は申告書の次の部分です。
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
Every day is a new day!
秋の1日を元気にお過ごしください。
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