井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

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2020.05.11.Mon | 創業

消費税の税区分の種類(課税・非課税・対象外)の操作について~ クラウド会計freee[72]

 

月曜日は「創業者のクラウド会計」です。

クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。

 

消費税の税区分とは、「取引」において消費税の取扱い(課税・非課税・対象外)を決定することです。

前もって取引に消費税の税区分を設定することで、その後、消費税の申告納税額を自動で計算することができます。

 

今回は

 

 “消費税の税区分(課税・非課税・対象外)の指定方法などの操作について”

 

を紹介します。

 

 freeeでは取引を登録する際に、税区分を指定することができます

 

■自動で経理の場合

 

「自動で経理」では通常の登録フォームから、税区分を変更できます。

 

 

■取引を登録(手動で登録する場合)

 

「取引を登録」(手動登録)では「詳細登録」フォームから、税区分を変更できます。

 

 

取引を登録する際、選択した勘定科目に応じて自動で税区分が選択されます

 

自動選択される税区分は、勘定科目の設定から自由に変更することができます。

また、自動選択される税区分は、勘定科目の内訳(品目)ごとに設定することもできます。

 

 

選択したい税区分が表示されない場合の設定

 

選択したい税区分が選択肢に表示されない場合は、[設定]→[税区分の設定]より、使用する税区分を追加します。

 

 

税区分の判定。これが重要です

 

税区分とは「課税取引」「非課税取引」「不課税取引」の3つです。

その取引が課税取引・非課税取引・不課税取引のどれに該当するかを判断した後、適切な税区分を登録します

 

「課税取引」「非課税取引」「不課税(課税対象外)取引」は、次のように考えます。

 

 

 

(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)

 

<参考>

上の図の4つの課税要件とは、次のことをいいます。

 

①国内において

②事業者が事業として行う取引

「事業者」とは、個人事業者(事業を行う個人)と法人をいいます。

「事業として」とは、対価を得て行われる資産の譲渡等を繰り返し、継続、かつ、独立して行うことをいいます。したがって、個人の中古車販売業者が行う中古車の売買は事業として行う売買になりますが、給与所得者がたまたま自分の自家用車を手放す行為などは、事業として行う売買とはなりません。

なお、法人は事業を行う目的をもって設立されたものですから、その活動はすべて事業となります。

③対価を得て行う取引

「対価を得て行う」とは、物品の販売などをして反対給付を受けることをいいます。すなわち反対給付として対価を受け取る取引をいいます。したがって、寄附金や補助金などは、一般的には対価性がありませんので、課税の対象とはなりません。

また、無償の取引や宝くじの賞金なども原則として課税の対象になりません。

④資産の譲渡等

消費税法上、「資産の譲渡等」とは、事業として有償で行われる商品や製品などの販売、資産の貸付けおよびサービスの提供をいいます。

 

外国貨物の引取りも課税対象となります。

いわゆる輸入品には、原則として消費税がかかります。この場合、引き取る者が事業者であるかどうかは問いませんので、事業者はもとより一般消費者も納税義務者になります。

 

(出所:国税庁タックスアンサー No6105)

 

変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)

Never waste a good crisis!

春の日の1日を元気にお過ごしください。

 

創業者には、事業を着実に成長させるために、決算書の会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。次のようなサービスを提供しています。

 

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創業起業サポート 「創業者応援クラウド会計サービス」と「顧問相談クラウドサービス」

 

 

月曜日は「開業のための基礎知識」~初めて開業する方に、必要な準備や基礎知識を税理士からお伝えしています。

「開業のための基礎知識」ブログ記事は

http://www.y-itax.com/category/kaigyo/

 

 

クラウド会計freee【パート2】 

51 クレジットカードを利用した場合の記帳について

52 クレジットカードを利用した場合の記帳 その2 「支払った内容を登録します」

53 クレジットカードを利用した場合の記帳 その3「銀行口座の引き落としを登録

54 クレジットカードで分割払いを利用した場合の記帳方法

55 銀行口座の同期残高と登録残高は合っていますか?

56 クレジットカードでリボ払いを利用した場合の記帳方法

57 銀行からの借り入れと返済の記帳のしかた

58 個人事業主の場合、売上が源泉徴収の対象となる報酬などの取引登録のしかた

59 キャッシングやカードローンを利用した場合の登録のしかた

60 個人事業主などに源泉徴収の対象となる講師料などを支払ったときの登録のしかた

61 個人事業主などに源泉徴収の対象となる講師料などを支払ったときの登録(出金時のみ登録している場合

62 銀行から受取利息の入金があったときの登録(記帳)について

63 給与手当や役員報酬の支払いの記帳方法

64 販売した商品が返品された場合など、返金分の記帳方法

65 「売上戻り高」・「仕入戻し高」を使用する場合の記帳方法

66 商品を輸入した場合の記帳方法について

67 個人に不動産所得と事業所得がある場合の記帳について

68 「前受金の記帳について」商品の注文時に内金を受け取ったときの処理

69 銀行への振込手数料の記帳について

70 消費税申告義務が発生した場合、納付する消費税の課税方法を選択します

71 消費税の税区分の種類(課税・非課税・対象外)とその選択について

 

クラウド会計freee【パート1】

① 最初は違和感があります。「口座」「明細」「取引」などfreeeに出てくる用語

② 未決済と決済完了。未決済の取引の登録は自動で経理が使えません

③ freeeには補助科目がありません。代わりに「メモタグ」などの機能を利用します

 新設の法人が会計freeeを最初に利用する場合の初期設定

⑤ 「開始残高の設定」で気をつけたいポイント

 創立費・開業費の入力のポイント

⑦ 開始残高に売掛金など債権債務がある場合とその後の振替処理

⑧ 現金取引の処理方法。CSVで利用明細を用意して取り込みます

 手動で「銀行の明細」を取り込む(明細アップロード)

 経理の記帳業務を楽にする「口座同期の活用

⑪ 銀行やクレジットカードを「口座」として登録します

⑫ 「取引」を3つに区分します。「収入取引」「支出取引」「口座振替

 銀行口座・クレジットカードとの同期のメリット

⑭ 銀行口座・クレジットカードを同期する際に注意したい3つのポイント

⑮ クレジットカードの利用明細を取り込む際のチェックポイント

 手動で対応する場合は、アップロードする明細を用意します

⑰ 「手動で取引を登録する」必ず登録するケースがでてきます

 手動で銀行やカードの明細を取り込みます「明細アップロード

 freeeに登録した銀行口座などの同期がうまくできない場合

 アマゾンの購入履歴を取り込む場合

㉑ Airレジの売上データを取り込む

 POSレジサービス・スマレジの売上データを取り込む

 スマレジの売上データを取り込む前に「設定」が必要です

 ペイパル(PayPal)を利用して商品を仕入れた場合

㉕ Square(スクエア) 売上データを取り込む場合

 Square(スクエア) 売上データを取り込む場合【具体例】

 Square(スクエア) 側で税金の設定をします

㉘ 領収書などの紙のデータをファイルボックスに取り込み、取引登録できま

㉙ 領収書をファイルボックスに取り込んだ後、原本の保管はどうしますか

 レシートをファイルボックスに取り込んだあと、取引登録をします

 給与と役員報酬の支払の記帳は、取引テンプレートを活用します

㉜ 売上の明細など複数の勘定科目が発生する場合の取引の記帳

㉝ 先方が差し引いた手数料がある売上入金の取引記帳

㉞ 「給与支払の登録」頻度の高い会計処理です。手動で複数行の取引を登録します

 未決済取引の登録方法について

 未決済取引の登録後、回収・支払があれば「決済を登録」します

 未決済取引の決済登録で、取引金額と入出金額が異なるケースの登録方

 「自動で経理」から未決済取引と取得明細をマッチングさせます

 デザイナーなど個人事業主が、源泉徴収される入金があった場合の「消し込み」

 未決済取引の消し込み金額に過不足があった時の記帳方法

㊶ 未決済取引の消し込み金額に過大な入金があった場合の記帳

㊷ 未決済取引の消し込み金額に対して入金額が過少な場合の記帳

㊸ 売掛金と買掛金を相殺して消し込む場合の登録方法(記帳)

 「口座振替」を使って取引を入力します

㊺ 口座振替で「無視する」を選択する理由

 現金の預金への預け入れで、「自動で経理」から記帳するときに注意すること

 大量のレシート類を、効率的に連続取引登録する記帳方法について

 取引と口座振替のインポートにより、一括登録することができます

㊾ プライベートの支払いや生活費を支払った場合の記帳について

 プライベートの支払いや生活費を支払った場合の記帳について

 役員個人の財布から、会社の事業経費を支払った場合の記帳について

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

 

・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計

・火曜日は「介護事業」

・水曜日は「消費税」

・木曜日~日曜日はテーマをきめていません。

 

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ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。

 

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