減価償却費を計算させるため固定資産を固定資産台帳に登録します ~ クラウド会計freee[87]
土曜日は「創業者のクラウド会計」の記事です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
“自動で減価償却費を計算させるため、固定資産を固定資産台帳に登録します”
を紹介します。
減価償却とは
高額な事業用設備や資産(建物や車など)の費用を複数年にわたって少しずつ償却(費用として計上)していく仕組みをいいます。
たとえば、100万円の車を買ったなら、4年にわたって毎年25万円ずつ費用として計上することになります。
freeeでは固定資産台帳を用いてこれを行います
固定資産台帳へ登録された資産は、自動で減価償却費の計算・計上が行われます。
固定資産を購入時の処理は次のとおりです
固定資産の購入時には次の①と②の両方に登録が必要です
①取引
固定資産の取得を計上するため、固定資産の支出取引の登録が必要です。
②固定資産台帳
取得以降の減価償却費を自動で計上するためなど、固定資産台帳への登録が必要です。
ただし、前期から引き継ぐ固定資産については、freeeの利用初年度に「取引」ではなく「開始残高」として入力します。
固定資産の支出取引の登録について
「取引を登録」または「自動で経理」から固定資産を購入した取引を登録します。
固定資産台帳への登録について
「決算」から「固定資産台帳」を開き、「+固定資産の登録」ボタンを選択して、固定資産の登録をします。
固定資産台帳への登録は、次のような必要事項を入力して固定資産を登録します。
■資産の名前
■取得価額
■期首残高
※ 当期に購入した固定資産であれば、取得価額と同じ金額を入力します。他の会計ソフトからfreeeへの乗り換え時に固定資産台帳に入力するものについては、「前年度以前に資産を購入している」チェックボックスをONにし、期首時点での未償却残高を入力します。
■取得日
■事業供用開始日
■資産分類
■数量または面積
■償却方法
■耐用年数
登録した固定資産の詳細・減価償却費を確認します
固定資産の詳細画面から、登録した固定資産の詳細や自動計算された減価償却費を確認します。
「決算」→「固定資産台帳」→「会計期間」を選択
「固定資産の詳細」を選択して、減価償却費を確認します
(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
Every day is a new day!
向暑の1日を元気にお過ごしください。
創業者には、事業を着実に成長させるために、決算書の会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。次のようなサービスを提供しています。
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初めて開業する方に、必要な準備や基礎知識を税理士からお伝えしています。
「開業のための基礎知識」ブログ記事は
https://www.y-itax.com/category/sogyo/
クラウド会計freee【パート2】
52 クレジットカードを利用した場合の記帳 その2 「支払った内容を登録します」
53 クレジットカードを利用した場合の記帳 その3「銀行口座の引き落としを登録」
58 個人事業主の場合、売上が源泉徴収の対象となる報酬などの取引登録のしかた
59 キャッシングやカードローンを利用した場合の登録のしかた
60 個人事業主などに源泉徴収の対象となる講師料などを支払ったときの登録のしかた
61 個人事業主などに源泉徴収の対象となる講師料などを支払ったときの登録(出金時のみ登録している場合)
62 銀行から受取利息の入金があったときの登録(記帳)について
65 「売上戻り高」・「仕入戻し高」を使用する場合の記帳方法
68 「前受金の記帳について」商品の注文時に内金を受け取ったときの処理
70 消費税申告義務が発生した場合、納付する消費税の課税方法を選択します
71 消費税の税区分の種類(課税・非課税・対象外)とその選択について
73 正しい消費税区分が選択できているかどうかは「消費税区分別表」を確認します
74 消費税区分を確認するための「消費税区分別表」の利用方法
76 消費税の確定申告および納付の登録・処理を行います。決算整理を含みます。
77 預金残高のズレを確認する「タイムライン」という機能は大変便利です
78 記帳内容をチェックする「記帳レビュー」機能の活用について
79 認定アドバイザーのみが活用できる「自動帳簿チェック」機能について
81 間違った登録を修正します。総勘定元帳の修正方法のポイント
82 登録済の取引の中から特定の取引を修正したい場合は、条件で絞り込みます
83 銀行口座の残高の不一致を修正します。おもな不一致の原因は7つです
84 「消費税区分別表」と「消費税集計表」の取扱いと活用のしかた
86 freeeの振替伝票作成上の追加機能:「振替伝票の途中に入力行の挿入 / 空行を保持」「金額欄が0の空行を保持」します
クラウド会計freee【パート1】
① 最初は違和感があります。「口座」「明細」「取引」などfreeeに出てくる用語
② 未決済と決済完了。未決済の取引の登録は自動で経理が使えません
③ freeeには補助科目がありません。代わりに「メモタグ」などの機能を利用します
④ 新設の法人が会計freeeを最初に利用する場合の初期設定
⑦ 開始残高に売掛金など債権債務がある場合とその後の振替処理
⑧ 現金取引の処理方法。CSVで利用明細を用意して取り込みます
⑫ 「取引」を3つに区分します。「収入取引」「支出取引」「口座振替」
⑭ 銀行口座・クレジットカードを同期する際に注意したい3つのポイント
⑮ クレジットカードの利用明細を取り込む際のチェックポイント
⑱ 手動で銀行やカードの明細を取り込みます「明細アップロード」
⑲ freeeに登録した銀行口座などの同期がうまくできない場合
㉖ Square(スクエア) 売上データを取り込む場合【具体例】
㉘ 領収書などの紙のデータをファイルボックスに取り込み、取引登録できます
㉙ 領収書をファイルボックスに取り込んだ後、原本の保管はどうしますか?
㉚ レシートをファイルボックスに取り込んだあと、取引登録をします
㉛ 給与と役員報酬の支払の記帳は、取引テンプレートを活用します
㉞ 「給与支払の登録」頻度の高い会計処理です。手動で複数行の取引を登録します
㊱ 未決済取引の登録後、回収・支払があれば「決済を登録」します
㊲ 未決済取引の決済登録で、取引金額と入出金額が異なるケースの登録方法
㊳ 「自動で経理」から未決済取引と取得明細をマッチングさせます
㊴ デザイナーなど個人事業主が、源泉徴収される入金があった場合の「消し込み」
㊷ 未決済取引の消し込み金額に対して入金額が過少な場合の記帳
㊻ 現金の預金への預け入れで、「自動で経理」から記帳するときに注意すること
㊼ 大量のレシート類を、効率的に連続取引登録する記帳方法について
㊽ 取引と口座振替のインポートにより、一括登録することができます
㊾ プライベートの支払いや生活費を支払った場合の記帳について
㊾ プライベートの支払いや生活費を支払った場合の記帳について
㊿ 役員個人の財布から、会社の事業経費を支払った場合の記帳について
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計」
・火曜日は「介護事業」
・水曜日は「消費税」
・木曜日は「知っておきたい法人節税策の基礎知識」
・金曜日は「贈与や相続・譲渡など資産税」
・土曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計」
・日曜日は、テーマを決めずに書いています。
免責
ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。