クレジットカードでリボ払いを利用した場合の記帳方法 ~ クラウド会計freee[56]
月曜日は、「創業者のクラウド会計」です。
クラウド会計を活用し、会計データを整理し、効率的に記帳をすることをおすすめしています。
今回は
“クレジットカードでリボ払いを利用した場合の記帳方法“
を紹介します。
リボ払いを利用した場合の登録手順とは(ざっくりと)
① カードの支出取引は支払い総額で登録します。
② 銀行からカードへの口座振替は実際の引き落とし金額を登録します。
③ 引き落としのたびに発生する手数料の支出取引を手動で登録します。
たとえば、次のような取引の場合
■月末締め・翌月27日払いのクレジットカードを使用しています
■3/1に60,000円の消耗品と、3/5に20,000円の交通費をリボ払いで支払います。
■毎月の引き落とし金額は、手数料込みの30,000円に設定しています。
■リボの金利は引き落とし後の支払い残高に対して年利15%(月あたり1.25%)発生
■この取引の発生前は、引き落とし先の銀行口座の残高は100,000円あります。なお、カードの未払い分は無かったものとします。
次のような登録になります。
クレジットカードと銀行の口座を登録します
<参考>
カード利用分(元本)の支払総額を支出取引として登録します(自動で経理を利用する場合)
①「取引」→「自動で経理」画面を開きます。
② カード利用の明細がそれぞれの支払い総額でfreeeに取り込まれています。勘定科目や品目などを設定し支出取引として登録します。
銀行の引き落とし金額を口座振替として登録します(自動で経理を利用する場合)
カードの請求額が銀行口座から引き落とされたら、銀行口座からカード口座への口座振替を登録します。
①「取引」→「自動で経理」画面を開きます。
② カードの請求額が銀行の出金明細としてfreeeに取り込まれています。「口座振替・カード引落とし」タブを選択します。
③振替先口座をクレジットカードの口座にして、口座振替を登録します。
引き落とし時に発生した手数料(金利)を支出取引として登録します。
リボ払いの場合、引き落とし時にカードの支払残高に利率をかけた分の手数料(金利)が毎回発生します。この明細はfreeeには取り込まれません。
引き落としごとの手数料分を、カード口座からの支出取引として手動で登録します。
①月々の引き落としの際に、カードのWebサイトまたは請求書の明細に記載されている手数料の金額を確認します。
②手数料(利息)の金額分を、カード口座からの支出取引として登録します。
つまり、リボ払いによって発生した手数料(利息)を、その都度カード残高に加算して登録することが必要になります
事例によるカード残高の推移は次のとおりとなります
3/5 80,000円
4/27 80,000円-30,000円+625円(金利)=50,625円
5/27 50,625円-30,000円+257円(金利)=20,882円
6/27 20,282円-20,282円=0円
(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)
変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する(ピーター F.ドラッカー)
Every day is a new day!
冬の日の1日を元気にお過ごしください。
創業者には、事業を着実に成長させるために、決算書の会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。次のようなサービスを提供しています。
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▶ 創業起業サポート 「創業者応援クラウド会計サービス」と「顧問相談クラウドサービス」
月曜日は「開業のための基礎知識」~初めて開業する方に、必要な準備や基礎知識を税理士からお伝えしています。
「開業のための基礎知識」ブログ記事は
http://www.y-itax.com/category/kaigyo/
クラウド会計freee【パート2】
52 クレジットカードを利用した場合の記帳 その2 「支払った内容を登録します」
53 クレジットカードを利用した場合の記帳 その3「銀行口座の引き落としを登録」
クラウド会計freee【パート1】
① 最初は違和感があります。「口座」「明細」「取引」などfreeeに出てくる用語
② 未決済と決済完了。未決済の取引の登録は自動で経理が使えません
③ freeeには補助科目がありません。代わりに「メモタグ」などの機能を利用します
④ 新設の法人が会計freeeを最初に利用する場合の初期設定
⑦ 開始残高に売掛金など債権債務がある場合とその後の振替処理
⑧ 現金取引の処理方法。CSVで利用明細を用意して取り込みます
⑫ 「取引」を3つに区分します。「収入取引」「支出取引」「口座振替」
⑭ 銀行口座・クレジットカードを同期する際に注意したい3つのポイント
⑮ クレジットカードの利用明細を取り込む際のチェックポイント
⑱ 手動で銀行やカードの明細を取り込みます「明細アップロード」
⑲ freeeに登録した銀行口座などの同期がうまくできない場合
㉖ Square(スクエア) 売上データを取り込む場合【具体例】
㉘ 領収書などの紙のデータをファイルボックスに取り込み、取引登録できます
㉙ 領収書をファイルボックスに取り込んだ後、原本の保管はどうしますか?
㉚ レシートをファイルボックスに取り込んだあと、取引登録をします
㉛ 給与と役員報酬の支払の記帳は、取引テンプレートを活用します
㉞ 「給与支払の登録」頻度の高い会計処理です。手動で複数行の取引を登録します
㊱ 未決済取引の登録後、回収・支払があれば「決済を登録」します
㊲ 未決済取引の決済登録で、取引金額と入出金額が異なるケースの登録方法
㊳ 「自動で経理」から未決済取引と取得明細をマッチングさせます
㊴ デザイナーなど個人事業主が、源泉徴収される入金があった場合の「消し込み」
㊷ 未決済取引の消し込み金額に対して入金額が過少な場合の記帳
㊻ 現金の預金への預け入れで、「自動で経理」から記帳するときに注意すること
㊼ 大量のレシート類を、効率的に連続取引登録する記帳方法について
㊽ 取引と口座振替のインポートにより、一括登録することができます
㊾ プライベートの支払いや生活費を支払った場合の記帳について
㊾ プライベートの支払いや生活費を支払った場合の記帳について
㊿ 役員個人の財布から、会社の事業経費を支払った場合の記帳について
創業者のクラウド会計
② 創業者は必ず、65万円の青色申告特別控除を受けましょう。
③ クラウド会計で経理を楽に!「すぐに」「簡単に」と思わないほうがいいです。
④ 口座を自動連携させても最後に残るのは現金。手書きの現金出納帳はやめましょう。
⑤ 自宅兼事務所の家賃など、支出にプライベート用と事業用の双方が混ざっています。
⑥ 領収書や請求書をもとに手動で取引を登録せざるを得ない場合があります
⑦ スマホで現金で支払った領収書を撮影。freeeのファイルボックスを使って記帳
⑧ 「freee」使わなくなった銀行口座・サービスの連携を解除するには?
⑭ 銀行口座の不一致の原因、取引を二重に登録していませんか?
⑳ 記帳をラクにするために、ぜひ事業用のクレジットカードを持ちましょう!
㉑ プライベート兼用のクレジットカードからプライベートの支出を行った場合
事業計画(創業計画書)の立て方
③ 事業内容の確認とは、ビジネスモデルのグランドデザインを行うこと。事業継続後、何度でも見直します。
④ 販売・仕入・資金計画、このうち販売計画は経営戦略の最重要項目です。
開業前に知っておきたい創業融資の知識創業時の資金調達は、次のとおりです。
③ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 新規開業資金とは。
④ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 女性・若者・シニア起業家支援資金とは。
⑤ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 中小企業経営力強化資金とは。
事業開始前に知っておきたい経理と消費税の基礎知識は、次のとおりです。
⑤ 確定申告書を作成、場合によっては税理士への依頼を考える。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計」
・火曜日は「介護事業」
・水曜日は「消費税」
・木曜日は「法人節税策の基礎知識」
・金曜日は「相続税についてわかりやすく!」
・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」
・日曜日はテーマをきめていません。
免責
ブログ記事の内容は、投稿時点での税法その他の法令に基づき記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。