井上寧(やすし)税理士事務所井上寧(やすし)税理士事務所

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2018.10.22.Mon | 創業

「取引を二重に登録していませんか」口座不一致の原因 ~ 創業者のクラウド会計「freee」⑭

 

銀行口座の不一致の原因の三つ目です。よくあるケースです。

「取引を重複」して登録しているケースです

「手動」で取引を登録している場合に発生します。たとえば

■「自動で経理」で取引を登録していたが、それに気づかず同じ取引を手動でも登録した。

■freeeで請求書を作成した際に自動登録された取引と、それに気づかず同じ取引を手動で登録した。

■そのほか、気づかずに同じ取引を二重に手動登録した。

 

これらの重複入力(登録)は、freeeに限らず他の会計ソフトを使用している場合にも、発生します。

 

「取引を重複」しているケースでは、その誤って登録した取引をどのように「修正」し、「削除」するかがポイントになります

 

「修正」する場合に気をつけたいポイントは、次の点です。

 

取引の収支を変更する場合 / 取引を口座振替に変更する場合には、次の取引は変更できません

 

・明細で決済・登録されている取引

・レジ・ネットショップ等との連携で作成された取引

・請求書、経費精算、支払依頼がひもづいている取引

・部分決済されている取引

・ 開始残高・振替伝票から作成された取引など

 

「削除」する場合の注意点は次のとおりです

 

・自動で経理から登録された取引は、元の明細が「登録待ち」になります。

・請求書から登録された取引は、元の請求書が「下書き」になります。

・ファイルボックスから登録された取引は、元のファイルが「未登録」になります。

など

 

決済情報の修正・削除をする場合の方法は

 

取引に誤って登録してしまった決済情報(決済した口座・日付・金額)を、修正・削除の方法は次のとおりです。

 

 

■[取引]→[取引の一覧・登録]を開き、対象の取引をクリックします。

 

 

 

■「決済」欄にある[編集]ボタンかまたは[削除]ボタンをクリックします。

 

 

■[編集]をクリックした場合は、決済の口座・金額・決済日を修正して[保存する]をクリックします。

 

 

■[削除]をクリックした場合は、確認メッセージが表示されます。問題がなければ[削除する]をクリックします。

 

 

 

(出所:画像は「freeeヘルプセンターマニュアル」から)

 

口座の不一致のよくある原因は、①登録もれ、②開始残高の未設定、③取引の重複などですが、

口座の不一致は面倒でも必ず一致させる必要があります。

長期間、放置していればいるほど、一致させるにはその分手間がかかります。

 

Every day is a new day!

秋の1日を元気にお過ごしください。

 

創業者には、事業を着実に成長させるために、決算書の会計データを計器盤として利用することをおすすめしています。次のようなサービスを提供しています。

創業起業サポート 「創業者応援クラウド会計サービス」と「顧問相談クラウドサービス」

 

月曜日は「開業のための基礎知識」~初めて開業する方に、必要な準備や基礎知識を税理士からお伝えしています。

「開業のための基礎知識」ブログ記事は

http://www.y-itax.com/category/kaigyo/

 

創業者のクラウド会計

① 創業者にとってクラウド会計を使う6つのメリット

② 創業者は必ず、65万円の青色申告特別控除を受けましょう

③ クラウド会計で経理を楽に!「すぐに」「簡単に」と思わないほうがいいです

 口座を自動連携させても最後に残るのは現金。手書きの現金出納帳はやめましょう

⑤ 自宅兼事務所の家賃など、支出にプライベート用と事業用の双方が混ざっています

⑥ 領収書や請求書をもとに手動で取引を登録せざるを得ない場合があります

⑦ スマホで現金で支払った領収書を撮影。freeeのファイルボックスを使って記帳

⑧ 「freee」使わなくなった銀行口座・サービスの連携を解除するには

⑨ クレジットカード決済した場合の会計処理

⑩ クレジットカード口座の残高は正しいですか

⑪ 預金口座残高が不一致の場合、その原因の調べ方

⑫ 銀行口座の不一致の原因。よくある登録もれの三つのケース

 開始残高は設定していますか

 

事業計画(創業計画書)の立て方

① なぜ、事業計画(創業計画書)が必要なのか

② なぜ自己資源の確認が必要なのか

③ 事業内容の確認とは、ビジネスモデルのグランドデザインを行うこと。事業継続後、何度でも見直します

④ 販売・仕入・資金計画、このうち販売計画は経営戦略の最重要項目です

⑤ 収益の予想を立て、軌道に乗るまでの収支の流れを把握する

⑥ キャッシュには余裕を持って事業計画を立てましょう

 

開業前に知っておきたい創業融資の知識創業時の資金調達は、次のとおりです。

①  自己資金と金融機関からの借入の考え方 

② 創業時の資金調達は、はじめに公的融資を考える。   

③ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 新規開業資金とは。

④ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 女性・若者・シニア起業家支援資金とは。

⑤ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 中小企業経営力強化資金とは

⑥ 日本政策金融公庫 無担保・無保証の新創業融資制度とは

 

事業開始前に知っておきたい経理と消費税の基礎知識は、次のとおりです。

① 普通預金通帳で資金管理をする! 

② 経理の必要性!経理は将来性を計る指標です。 

③ 記帳~会計ソフト利用の検討をおすすめします!

④ 記帳から確定申告、ざっくりとイメージしてください。  

⑤ 確定申告書を作成、場合によっては税理士への依頼を考える。  

⑥ 消費税の計算方法は2つ、選択は慎重に。   

⑦ 帳簿や証憑類は整理して7年間保存する。  

 

ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。

・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計

・火曜日は「平成30年度介護報酬改定の重要事項」

・水曜日は「新事業承継税制特例のポイント解説

・木曜日は「法人節税策の基礎知識【創業者向け】

・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」

・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」

・日曜日は「贈与税をわかりやすく!」

 

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