銀行口座やカードを自動連携させても、最後に残るのは現金。しかし、手書きの現金出納帳はやめましょう。~創業者のクラウド会計④
クラウド会計は、段階を踏んで導入すれば、インターネットバンキングやクレジットカードの取引内容を自動的に取り込み、帳簿に記入(記帳)してくれます。
ただし、現金の入出金だけはデジタルデータがありません
現金決済は、取引の明細は手書きの領収書やレシート、あるいは出金伝票などのアナログデータで、デジタルデータではありません。
ひとつひとつ入力をすれば、現金の記帳はできます。しかし、これでは現金に関する記帳は楽にはなりません。現金決済の取引登録の手間を、いかに最小限にするかです。
(ただし現金取引が少ないようであれば、ひとつずつ取引を登録する方が効率的です)
現金取引が多い場合は、次のような効率的な記帳を考えてみましょう!
デジタルデータがありませんので、「現金出納帳(げんきんすいとうちょう)」をエクセルで作ります。
たとえば、「MFクラウド会計」では現金出納帳のテンプレートはすでに用意されています。
そのテンプレートを使って入力し、そのデータを「MFクラウド会計」にインポートします。
次のような記帳(作業)を行っていきます。
■現金出納帳のテンプレートをインポートします
■テンプレートに入力します。必須の入力項目は次のとおりです
・日付
・科目(科目コードを入力)
・入金 / 出金(どちらか一方にのみ入力)
・摘要欄には、簡単に店の名前や買ったモノを入力します
・「事業所名/事業所番号」、「部門」、「補助科目」については、入力されなくてもインポートには問題ありません。
■入力が終了すれば、テンプレートをインポートします
「freee」にも同様の現金出納帳のインポートの方法があります。また、スマートフォンのカメラで書類を撮影して取り込む方法もあります。
ご自身の事業にかかる現金入出金の頻度によって、現金の記帳方法を検討することになります。
Every day is a new day!
夏の1日を元気にお過ごしください。
月曜日は「開業のための基礎知識」~初めて開業する方に、必要な準備や基礎知識を税理士からお伝えしています。
「開業のための基礎知識」ブログ記事は
http://www.y-itax.com/category/kaigyo/
創業者のクラウド会計
② 創業者は必ず、65万円の青色申告特別控除を受けましょう。
③ クラウド会計で経理を楽に!「すぐに」「簡単に」と思わないほうがいいです。
事業計画(創業計画書)の立て方
③ 事業内容の確認とは、ビジネスモデルのグランドデザインを行うこと。事業継続後、何度でも見直します。
④ 販売・仕入・資金計画、このうち販売計画は経営戦略の最重要項目です。
開業前に知っておきたい創業融資の知識創業時の資金調達は、次のとおりです。
③ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 新規開業資金とは。
④ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 女性・若者・シニア起業家支援資金とは。
⑤ 日本政策金融公庫 <新企業育成貸付> 中小企業経営力強化資金とは。
事業開始前に知っておきたい経理と消費税の基礎知識は、次のとおりです。
⑤ 確定申告書を作成、場合によっては税理士への依頼を考える。
ブログは曜日により、次のようにテーマを決めて書いています。
・月曜日は「開業の基礎知識~創業者のクラウド会計」
・火・木曜日は「平成30年度介護報酬改定の重要事項」
・水曜日は「新事業承継税制」
・金曜日は「相続税ついてわかりやすく!」
・土曜日は「経営者目線で考える中小企業の決算書の読み方・活かし方」
・日曜日は「贈与税についてわかりやすく!」