freee会計のファイルボックス操作。電子帳簿保存法対応機能のリリースが5/26にありましたね ~ 電子帳簿保存法改正[30]
今回は
freee会計ファイルボックス。電子帳簿保存法対応機能のアップデートについて
を紹介します。
現在のファイルボックスの使い方は次のとおりです
1 ファイルをアップロードします
2 電子保存の項目(日付、金額、発行元)を確認します
3 取引や申請にファイルを添付します
改修後は
ファイルの利用画面(申請や取引画面)で直接アップロードできます
次のような操作になります。
登録内容を利用して後から埋められるように
つまり
・ファイルをアップロードして、すぐ申請や取引に利用
・発行元・金額・発行日が、登録された情報をもとに自動で保存・入力補完
・未入力の項目があれば、後から連続で入力
一方、電帳法のスキャナ保存について求められるルールは次のとおりです
1 紙原本のファイルの保存ルール
・ 「解像度または画素数、書類サイズ、階調」の情報を記録する。(注1)
・ 受領から最長約70日以内にアップロードしてから、ファイルと解像度等の情報を保存する。(注2)
・ 電子原本のファイルの場合、解像度等の記録や70日以内という期間制限はありません。
(注1) 解像度200dpi相当以上、赤緑青それぞれ256階調以上で電子化する必要があります。書類サイズは、A4以下の場合は記録不要です。
(注2) 電子保存の社内ルールを制定した場合に、最長で2か月と概ね7営業日以内に電子化して保存することができます。
2 検索ルール
・ 保存したファイルの取引先(発行元)・日付・金額で検索ができること
3 履歴管理
・ ファイルが改訂・削除される場合には、改訂・削除履歴が残ること
保存要件ルールについて改修後の対応は次のとおりです
改修前は、確認画面で推測値を確認してから保存する必要がありましたが
今後は
・ ファイルがアップロードされると、自動で推測値が保存されます。
・ アップロード時に保存されます。70日以内の保存要件も自動的に満たされます。
検索ルールについて改修後の対応は次のとおりです
改修前は、確認画面で推測値を確認してから保存する必要がありましたが
今後は
・ 申請や取引の登録内容を元に「発行元・金額・発行日」を自動で保存します。
こうした対応を踏まえて次のような画面が新設されます
(出所:freeeヘルプセンターマニュアル)
「変化を探し、変化に対応し、変化を機会として利用する。」
(ピーター F.ドラッカー)
春の1日!元気にお過ごしください。
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